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「日本の郷土料理 食べ歩き」の記事をアップ


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和食の世界遺産登録が決定。ヘルシーでおいしい地方の伝統食を見直そう

2013年度は日本料理の情報の強化のため、全国各地へ郷土料理の取材を集中して行っておりまして、このたび、2000年から続けている「ユリキータの日本の郷土料理 食べ歩き」にリポート記事のアップを開始しました。よろしかったらご覧ください。

リポートには料理にまつわる土地の歴史背景やエピソードのほか、e-food.jpらしく(笑)、各郷土料理に対して、各国料理や海外の食文化との共通点・比較をなるべく併せて掲載しています。

そして、まずはオリジナル=本物をおさえておくことこそ大切と考え、できるだけその食べ物の「発祥地」に行って食べることにこだわり、かつ愛情をこめて(笑)取材してきました。

2013年12月には和食の世界遺産登録が正式決定しました。また、ちょっと気が早いですが、2020年には東京オリンピック開催も決定し、世界の人々の目がますます日本に集中しそうです。

ですので、これからは、単に外国の料理を食べて知識を増やすだけでなく、地に足つけて、季節の旬がありヘルシーでおいしい日本の伝統食の魅力を改めて見直し、祖国の誇りとして、ひとりひとりが海外の方にきちんとアピールできるようになりたいものですね。

和食に関しては、京懐石のような美しい日本料理もいいけれど、日本の地方には、地味ながらも宝石の原石のようなすばらしい郷土料理が、まだまだたくさん埋もれています。 ご当地B級グルメはブームになりましたが、昔から受け継がれてきた伝統的な郷土食にもまた、守っていきたいような違った魅力があります。

余談ですが、個人的には、短期間にかなりあちこちを食べ歩いたのにまったく太らなかったことに、和食は健康食としてもすごいんだなあ、などと実感いたしました(笑)。

サイトの各ページの右横上に設置している”Google Translate”で、英語をはじめ50言語の機械翻訳にて対応しています。 このリポートが、みなさまの、食を通じて日本を紹介する真の国際交流に役立てば幸いです。

「その土地の伝統食をその土地に行って食べる」楽しさを広めたい

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またご存じの通り、日本の地方は過疎化が進んでいるといわれ、道行く人通りも少なく、いかにも経済的に困っている町をいくつも現地で目の当たりにしてきました。東日本大震災の被災地では、お店が津波に流され、仮設住宅から仮店舗に通ってがんばっておられる方の存在も知りました。

東京は恵まれすぎているんだ、と考えさせられた一方で、 東北を中心に地方の経済復興に少しでも貢献できないだろうかと思いあぐねる次第です。

何といっても、和食を支えるのは、四季おりおりの豊かな海の幸・山の幸を育む地方の町なのですから。

その地方で生産されたものを消費するのが復興支援であるのと同様、その地方を実際を訪れて観光収入に貢献するのも、またすばらしい支援の一環だと考えています。便利なネット時代には忘れがちですが、こちらから出かけて行って実体験することや、実際に顔を合わせて人と交流することがいかに大切か。もう10年以上もネット業界に身をおいている私などは、近ごろ改めて身につまされています。

取材中の9月下旬には、おりしもNHKの連続ドラマ「あまちゃん」の最終回の日に、郷土食「まめぶ汁」を求めて岩手県久慈市を訪れていたのですが、全国から大勢のファンが集って町がにぎわっている様子に、三陸鉄道の駅員さんが見せたくしゃくしゃにうれしそうな顔が今も目に焼きついています。

地元で昔から愛されてきた名物が全国的に認知されて、それが町の活気を取り戻す足がかりになるのを見るのは、さぞやうれしいことではないかと思うのです。「まめぶ汁」はドラマをきっかけに広まって、今や他県で行われる岩手フェアなどに必ず登場するほど有名な郷土料理になりました。

「その土地の伝統食をその土地に行って食べる」ことは、食べることが好きな方なら単純に楽しいはず。この食べ歩きのリポートを読んで、現地を訪れてみたくなり、空気を感じながらその土地の魅力や郷土料理を味わっていただけたなら、これほどうれしいことはありません。

profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki

e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、世界の料理レシピ・ミュージアム館長。
2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、レシピ開発のほか、在日大使館や大使公邸などでの料理人、料理講師として活動。
プロフィール詳細
著作:「しらべよう!世界の料理」全7巻(ポプラ社 2017)


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