古き良きラトビアらしさが演出されたセンスあるマーケット
ラトビアの首都リガのクリスマス・マーケットを訪ねました。バルト海に面したリガはバルト三国最大の都市であり、港湾での物流拠点として発展し、またエア・バルティックのハブ空港としても大勢の観光客を集めています。
ハンザ同盟都市として栄えた美しい旧市街で行われているクリスマス・マーケットは、古き良きラトビアらしさが演出されていて非常にセンスを感じました。
ラトビアンレッドと呼ばれる国旗色の中世風な衣装を身に着けた人々が、ホットワインや薪をくべてスロークックした肉やソーセージ、じゃがいも、スープ類などを販売していてとても絵になります。
また、ツェッペリン飛行船の格納庫を移築したという巨大な中央市場は魚売り場が充実しており、クリスマス前には精進用の活きたコイなども販売されてにぎわっていました。
ニシンの塩漬けなどを使ったラトビア料理を食べさせてくれる食堂もあります。市場周辺にはソ連時代の共産圏的な風景が残っており、独特の趣きに感銘を受けました。