だんご汁|大分県・大分

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小麦粉のだんご入りの、ほっこり温まる郷土食

「だんご汁」は、小麦粉をこねて薄く延ばしたすいとんのようなおだんごと、野菜やきのこ、肉が入った白みそのみそ汁仕立ての大分の郷土料理。かつては冬の夕食の定番だったそうで、とろっと汁に溶けたおだんごがほっこりと温まります。

訪れたのは、最近「おんせん県」宣言をした(?)大分県のまさに有名温泉地・別府にある「豊後茶屋」さん。大きめのどんぶり一杯の単品のだんご汁が580円とお手頃価格で、おいしくいただきました。

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訪れた季節は秋まっただ中でしたが、冬なら温泉とだんご汁の相乗効果で、体もポカポカと温まりそうですね。別府には100円で入れる銭湯の温泉もあるほどですから、宿泊できなくても温泉天国を満喫できるはず…。

さて、大分には、だんご汁に使うだんごをゆでて、砂糖入りのきなこにまぶし、みつをかけた「やせうま(痩せ馬)」という郷土食もあります。名前の由来は、「手で握った形が馬に似ているから」とか、「平安時代に京から落ちのびてきた若君が、乳母の八瀬に「やせ、うまうま」とおやつをねだり、八瀬が作りだしたから」といった諸説があるよう。伝統的には七夕とお盆の時にお供え用として家庭で作っていたそうですが、今は1年を通して別府のお茶屋さんなどのお店で食べられます。

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こちらも先の「豊後茶屋」さんででいただきました。だんご汁はセットの定食もありましたけど、こちらを単品にして、やせうまを別注文した方が、いっぺんに大分ならでは食べものを楽しめて一石二鳥です(笑)。

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