カスピアン|イラン料理|横浜・生麦


大使館御用達の上質なレストラン

京急本線・生麦駅から徒歩13分ほど、第二京浜沿いにある本格派イラン(ペルシャ)料理レストラン。意外なロケーションで驚きましたが、在日イラン大使館員も本国からの賓客を連れて車で駆けつける、知る人ぞ知るお店とのこと。

とにかく、品のよさや高級感なら日本にある他のイラン料理店の追従を許さない、すてきな隠れ家的レストランでした。

さて、今回は、オーナーの故郷で美食の地でもあるイランのカスピ海沿岸、ギーラーン州の郷土料理を特別に作ってくださるとのことで、楽しみに出かけて参りました。乾燥させたものではない、レストランのために日本で自家栽培しているという新鮮なハーブを使った煮込み料理が大変おいしく、故郷の料理へのこだわりを堪能させていただきました。

上写真は、通常メニューのキャバーブの盛り合わせですが、クビデ・キャバーブ(ひき肉のキャバーブ)の指でつける文様も、現地のプロのシェフならではの美しさ(そして、日本のイラン料理レストランでここまで再現している店はほとんどないそう)。こんな微細な心遣いにも本物志向がにじみ出ていますね。


↑通常メニューのシーラーズサラダ。盛り付けも美しい!


↑こちらも通常メニューの豆のスープとナン。上品な味わいです。


↑こちらも通常メニュー。「ミルザカセミ Mirza Ghasemi」という、焼きナスとトマト、にんにくを炒めたカスピ海沿岸の郷土料理。ナンのディップとしてもよく合います。


↑こちらがギーラーンの郷土料理「モルグ・トルシオ Morg Torsho」。チキンとレンズ豆、ほうれん草、フレッシュ・ディルなどのハーブ煮込み。5時間も煮込んだという手のかかった料理だそうで、とても味わい深く、おいしかったです。


↑こちらもギーラーンの煮込み料理「バガリ・ガトゴ Bagali Gatogo」。たまごと白いんげん豆、自家栽培したという生ハーブがたっぷりと使われています。こちらも手間をかけたおいしく、何ともやさしい味わいの一品。


↑こちらは通常メニューの、ピスタチオナッツとくるみをトッピングした、ぜいたくなサフランのアイスクリーム。甘すぎず、サフランの香りかぐわしく、ボリュームもたっぷり。体にもよさそうです。


↑これはお店のメニューにはありませんが、同席者が持参したペルシャ語で「日本人の眼」という名の種子のスナック。


↑厨房では陽気なイラン人シェフが腕を振るっていました。


↑店構えにも高級感が漂います。アルコールOKで、ワイン・セレクションもすばらしいです。ぜひイランのカスピ海沿岸と距離的にも近く、ペルシャ料理によく合うアルメニア・ワインを!

豊かなペルシャ文化を体感

先日、ロサンジェルスに行ったときに、「テヘランジェルス」と呼ばれるウエストウッドにある富裕層のイラン移民の人々が暮らす街のレストランに入ったのですが、そこでは高価なサフランやラム肉を惜しげもなく使っていたりと食材の質が高く、スタッフも気品のある感じで、とても感銘を受けました。

こちら「カスピアン」はそこと似た雰囲気がします。日本人のほかに、LAと一緒で同胞のお客さんを対象にしているためか、高級感がある割に、決して値段が高すぎるわけでもありません。吟味された料理とともに豊かなペルシャ文化を体感できる、日本では数少ない貴重な場所といえそうです。


レストラン・カスピアン
横浜市鶴見区東寺尾4-7-14 ペルシャビル1F
Tel. 045-583-0708

profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki

e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。

2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、食で日本と世界を相互につなぐ社会貢献をモットーに活動。
プロフィール詳細
著作:「しらべよう!世界の料理」全7巻(ポプラ社 2017)

※この記事・写真等はe-food.jpが著作権を所有しています。無許可での転用・転載は絶対しないでください。記事の原稿、写真は販売しております。→詳細「利用規約」


 |  →

このエントリーをはてなブックマークに追加
Translate

カスタム検索

  • 東京圏の各国料理店ファン・コミュニティ


    Google+のコミュニティgoogleプラス
  • メールフォーム
  • RSS フェイスブック ツイッター インスタグラム