パプリカをたっぷり使ったスープ
かつて中央ヨーロッパを制したオーストリア=ハンガリー帝国の栄華の面影と、5世紀からこの地にやってきたアジア系マジャール人の名残りが混ざり合ったエキゾチックな国ハンガリー。アメリカ大陸原産のとうがらしの仲間パプリカを料理に多用する国としてもよく知られています。
グヤーシュは、そのパプリカをたっぷり使った、ハンガリーの国民的なシチュー。現在ではドイツやオーストリア、クロアチアなど周辺国に波及して広がっていますが、発祥はハンガリーだといわれています。どちらかというと冬の料理で、本来は油をかなり使うのですが、こちらのレシピではざっくり減らしています。
以下はハンガリーでのグヤーシュの作り方動画です。参考になさってみてください。
グヤーシュ Goulash レシピ
【材料】
牛肉 500g あればすね肉 角切り
たまねぎ 1個 みじん切り
にんにく 1かけ みじん切り
にんじん 半個 角切り
じゃがいも 1個 角切り
トマト 200g 角切り
赤パプリカ 半個 角切り
パプリカ粉 大さじ1
固形ブイヨン 1個 2カップ分をお湯に溶かしておく
塩 少々
黒こしょう 少々
油 適量
【作り方】
1.フライパンに油を入れて、たまねぎのみじん切りと少し色づくまで炒め、パプリカの粉をからめる。
2.1に牛肉の角切りを加えて炒め、さらににんじん、じゃがいも、トマト、赤パプリカの角切りと固形ブイヨンを溶かした2カップのお湯を加える。
3.2を塩・こしょうで味を調え、具がやわらかくなるまで弱火で45分ほど煮込んで、できあがり。