ジョロフ族の炊き込みご飯
1957年、アフリカ諸国の中で最も早くイギリスから独立した国ガーナ。日本ではチョコレートの商品名で有名ですね。
ガーナは、アフリカではコートジボワールに次ぐチョコレートの原料カカオ豆の生産高を誇り、その国民性は、カカオ農場に代表されるような、農耕民族らしい勤勉さだといわれます。
料理に関しては、カカオ豆の多くは輸出に回されるので、メキシコのモレソースのようなチョコレートを使った郷土料理があったら面白いのですが、残念ながらないようです(旧宗主国がフランスだったら、何か名物料理ができていたかもしれませんね)。
このジョロフライスはもともと、セネガルあたりにあったジョロフ(ウォロフ)王国のジョロフ族の炊き込みご飯。現在はガーナをはじめ、ナイジェリアやギニアなどの周辺国でもいろいろなバリエーションでよく食べられています。
ここでは、ガーナ版のひとつ・野菜だけのジョロフライスのレシピをご紹介します。
→ガーナ料理について詳細 4人分
ジョロフライス Jollof Rice レシピ
【材料】
なす 1本 皮をむいて乱切り
キャベツ 1/4 乱切り
たまねぎ 1コ 乱切り
トマト 大1コ 乱切り
ピーマン 2コ 乱切り
米 2カップ 長粒米が望ましい
ピーナッツオイル 大さじ6 なければオリーブオイルを使用
固形スープ 1コ 500mlのお湯に溶いておく
トマトペースト 大さじ2
黒コショウ 小さじ1/4 ひいたもの
しょうが 小さじ1/2 すりおろす
とうがらし粉 小さじ1/4
きび砂糖 小さじ2 ブラウンシュガー、黒砂糖でも可
【作り方】
1.キャベツを蒸し器または電子レンジで蒸し、なすはきつね色になるまでフライパンで油炒めして置いておく。
2.寸胴鍋にピーナッツオイルをしき、たまねぎ、トマト、ピーマンを中火で10分ほど炒める。
3.2にお米と固形ブイヨンのスープ、トマトペースト、黒コショウ、しょうが、とうがらし粉、塩、きび砂糖を入れる。
4.3を一度沸騰させ、火を弱めてふたをして15~20分ほど炊き込む。
5.炊き込みごはんができたら、ごはんをかき混ぜて5分蒸らし、とっておいたキャベツとなすを軽く混ぜてできあがり。