スーダン共和国 Republic
of the Sudan |
アフリカ
アフリカで一番広い国のバラエティな料理
エジプトやリビア、チャド、コンゴ、エチオピア、ケニア…とたくさんの国と国境を接する、北アフリカにあるアフリカ最大の国土を持つスーダン。首都はハルツーム。もとフランス領で、スンナ派のイスラム教徒でネグロイドのアラブ人が人口の7割以上を占めますが、サハラ砂漠に位置する乾燥した北部や、熱帯雨林のある多湿な熱帯気候の南部など、国土が広いだけに気候・地理にも幅がある国です。 |
 オクラシチュー (JETROアフリカンフェスティバルにて) |
|
もちろん、地域ごとの文化にも幅があります。多くの国と国境を接していることから、さまざまな外来文化が伝わってきました。たとえばシリアやトルコ、エジプト、エチオピアからやってきた商人や移住者はスーダンにとうがらしなどのスパイスやいくつかの果物、そして料理をもたらしました。
こんにちスーダンの一般的な食材は、小麦と羊肉、牛肉、トマト、ゴマ、米で、小麦は古代にスーダンのヌビア族が発見したともいわれ、またゴマは現在のスーダンの主要な輸出品です。
スーダンで一般的によく食べられている料理には、仔羊の肉入りスープのショルバ(Shorba)やショルベ・アッダスというレンズ豆のスープ、牛肉を詰めたトマトのマスチ(Maschi)、きゅうり入りのヨーグルトサラダ、ターマーヤ(Tamayya)という、中東のファラフェルサンド(つぶした豆を揚げて、ピタパンにはさんだ料理)、焼肉のケバブ、ミートボールのコフタ、ムラー・バムヤ(Mullaah Bamyah)というオクラシチューなどがあります。
地方ごとの特色をあげると、砂漠気候のスーダン北部の食事は、いたって質素。雑穀や、グラーサ(Gourrassa)という小麦で作った丸いパンのような食べ物をよく食べます。
エチオピアと国境を接した東部では、ムクバザ(Moukhbaza)というつぶしたプランテーンバナナを食べ、料理にはエチオピアの影響がうかがえます。西部では羊と牛がいたるところで飼われ、乳製品が主要な栄養となっています。食事は、とうもろこしの固い練り粥アシーダ(Aseeda)を主食に、乾燥肉や植物の根を加えたシチューがポピュラーです。
多くの川や湿地帯が広がる南部には、動植物や魚の種類がたくさんあり、スーダンでもっとも食の豊かなエリア。アシーダ一緒に、カジャイク(Kajaik)という干魚の入ったシチューや、モロヘイヤスープなどがよく食べられています。南部や中部は、エジプトの影響が強い地域です。
スーダンではクリームキャラメル(Creme Caramela)が人気のデザート。また、ジェベナ(Jebena)という専用のポットで淹れられる、クローブなどのスパイスをきかせたガハア(Guhwah=アラビアコーヒー)や、お茶(チャイ)や、アラギ(Aragi)という、もろこし(コウリャン)やなつめやしの実などから作られる、非イスラム教徒が楽しむ強いお酒もポピュラーです。
■参考文献
※上記の解説は逐次、更新します。
警告:このページの文章・写真・コンテンツはすべて 著作権法により保護されています。> 社団法人 著作権情報センター
|
スーダン
| 面積 | 250万5,813ku |
| 人口 | 約300万人 |
| 首都 | ハルツーム Khartoum |
| 住民 | アラブ系、ニロティク族、アザンデ族、ヌバ族、ベジャ族 |
| 言語 | アラビア語 |
| 宗教 | イスラム教スンニ派が大多数 |
| 建国 | 1956年1月1日
(エジプトとイギリスより独立) |
|
内戦の影響で、スーダンを旅する観光客はまだ少ないですが、この国には、世界遺産に指定された「ゲベル・バルカルの神殿跡」や、紅海など、見どころが少なくありません。
|
英語版地図
 |