バーベキューからエスニックフードへオーストラリアは、イギリスからの移民(特に庶民階層)が中心になって建国された国。そのため、長らくは、フィッシュ・アンド・チップスやミートパイに代表されるようなイギリスの庶民料理や、アウトドアでも調理が簡単なバーベキュー料理が主流でした。 |
![]() 東西の移民料理がフュージョンした 醤油味のステーキ |
そのレストランの傾向は、貧しい国の人々の新天地、また世界の難民の人たちの移住先としてのオーストラリアの姿を現すべく、世界情勢とも深く関係しています。 たとえば、ベトナム戦争時代には、ベトナム難民の開いたベトナム料理店が増え、また香港が中国に返還される前には、香港人による広東料理の店が増え、最近では、戦争の起きたイラクやアフガニスタンの難民によるお国料理のレストランが登場して...といった具合です。 食の街・メルボルン特に、メルボルンは、近年、世界でも有数の食の街として知られるようになりました。世界180ヶ国以上からの移民がもたらした多彩なエスニック料理はもちろん、海に面した街には新鮮な魚介類をはじめ、良質の牛肉や羊肉、珍しい野菜や果物などオーストラリア中のおいしいものが運ばれてくる大規模な市場"クィーン・ヴィクトリア・マーケット"があり、さらに近郊には、"ドン・ペリニヨン"で知られるフランスのワインメーカー"ドメーヌ・シャンドン"のワイナリーを含む、高品質ワインの産地ヤラ・ヴァレーを擁しています。 また、"アジアの調味料を使った西洋風ステーキ"といったフュージョン料理も誕生して、オーストラリアの食はさらに多彩になりつつあるようです。 一方、オーストラリア生まれのオリジナルの食べ物では、ベジマイト(Vegi Mite)が有名。野菜のペーストなのでカラダによさそうですが、真っ黒な見かけとビタミン剤のような味は、好き嫌いが分かれるところかも。また、ラミントンという、チョコレートやココナッツがかかった小さなスポンジケーキや、20世紀初めにオーストラリアを公演したロシアのバレリーナ、アンナ・パヴロワにちなんで名づけられたという、焼きメレンゲにホイップしたクリームとフルーツを乗せたお菓子パブロワ(レシピ)も、オーストラリアならではのデザートです。 そうそう、オーストラリアのネイティブである、アボリジニの人々の料理(ブッシュ・タッカーと呼ばれる)も忘れてはいけません。カンガルーやワニ、エミューのステーキや、蛾の幼虫ウィチュティ・グラブズ(Witchetty Grubs)の直火焼きなどで、ほとんど調理を必要としないワイルドな料理が多いのですが、これが本当のオーストラリア料理といえるものかもしれませんね。ケアンズやシドニーには、このブッシュ・タッカーをモダンにアレンジして提供しているレストランもあるようです。
■参考文献
※上記の解説は逐次、更新します。 ![]() |
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■さらに詳しい情報 オーストラリア料理について|料理の写真|レシピ|オーストラリア料理レストラン|オーストラリア料理の本
オーストラリア大使館 |
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あこがれの「インディアン・パシフィック」の車内はすごくにぎやかです。 (オーストラリア〜カルガリー付近にて) |
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