トリプラ料理

トリプラ

インド圏と異なった文化を持つエリア

北東インドのナガランド州とバングラデシュに国境を接するトリプラ州は、ナガランドと同様、本来は他のインド圏と異なった文化を持つエリア。緑の谷と密林に少数民族が暮らし、昔ながらの食生活を続けています。その一方で、実質、現在の人口の大部分は、1947年の東パキスタン独立によって流入したベンガル人難民で構成されています。

そのため、トリプラでは、ベンガルの影響で魚、米をよく食べます。一方、原住民たちは、ナガランドのように、豚肉や鶏肉、羊肉、牛肉のほか、カメやカエル、そして犬を珍味として食べるそう。また、たけのこやかぼちゃ、なす、とうもろこしも食べ、とうがらしやベルマという、干し魚を発酵させた調味料を常用しています。トリプラの伝統的な食事はムイ・ボロクといい、ごはんの外側にいくつかのおかずを並べるスタイルで知られています。

筆者
青木 ゆり子

e-food.jp代表、郷土料理研究家、コラムニスト、内閣官房「東京2020ホストタウン事業」食文化アドバイザー、NHKラジオ番組「ちきゅうラジオ」料理ナビゲーター、全日本司厨士協会会員・調理師、女子栄養大学認定・食生活指導士。

主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)、「しらべよう!世界の料理」全7巻(図書館選定図書・ポプラ社 2017)

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