チェッティナド料理

チェッティナド

スパイスの薫り高い辛い料理

南インドのタミル・ナドゥ州南部にあるチェッティナド地方の料理は、非菜食(ノンベジ)を中心に、インドの中でももっともスパイスの薫り高い料理だといわれています。コショウやアニス、フェンネル、シナモン、クミン、とうがらしなど多様で新鮮なスパイスを惜しげもなく使った辛い味付けで、乾燥した土壌を反映して、干し肉(鶏肉と羊肉のみ)や塩漬け野菜、また海でとれる魚介を食材にした料理が特徴的です。

主食は、米と、米粉や豆粉から作ったドーサ、イディヤッパン(麺のような料理)、イディリなど。また赤いもち米から作ったプディングのような主食は、ビルマからの交易の中で伝わったものといわれています。

筆者
青木 ゆり子

e-food.jp代表、郷土料理研究家、コラムニスト、内閣官房「東京2020ホストタウン事業」食文化アドバイザー、NHKラジオ第1番組「ちきゅうラジオ」料理ナビゲーター、全日本司厨士協会会員 調理師、女子栄養大学認定・食生活指導士。

主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)、「しらべよう!世界の料理」全7巻(図書館選定図書・ポプラ社 2017)

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