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4/28/2002

コリアンタウンのレストランは24時間営業

マンハッタン西32丁目~韓国人街


ニューヨークで真夜中、食事にあぶれたら、韓国人街(コリアンタウン)に行こう!

私たちの仲間うちでは、飛行機に遅れでもない限り、ニューヨークに到着したその足でブロードウェイにミュージカルを観に行くのが慣習になっています(笑)。今回使ったコンチネンタル航空は夕方4時半くらいにニューワーク空港に到着し、入国審査がすいていれば6時には市内に到着できるので、8時からのショーには十分に間に合うというわけです。

時差ぼけ、疲れも何のその。ニューヨークは、ラスベガスと並ぶショービジネスの本場ですから、同じ「ライオンキング」でも劇団四季とはワケが違う。以前は気合が入っていたので、劇場のスケジュールを調べて、滞在中に観られる限りのミュージカルを観ていたほどでした。

というわけで、今回も初日に観ました、「オクラホマ!」のリバイバル。まだオープンしたてのホットな作品です。ちなみに、4月~5月のブロードウェイは、6月初旬のトニー賞に合わせて新作がたくさんオープンするミュージカル観劇にはもってこいの時期。気候もいいし、旅行にはおすすめです。


「オクラホマ!」は、「王様と私」や「サウンド・オブ・ミュージック」などの名作ミュージカルを数々送り出したロジャース&ハマースタインが初コンビを組んだ1943年の作品。主題歌はオクラホマ州の州歌にもなっているほど有名です。若くて初々しいアメリカの若者と、田舎の素晴らしさをうたった物語は、テロ後のアメリカ人の愛国心に訴えるのにぴったりでしょう(もっとも、プロデューサーや演出家はイギリス人ですが)。戦争が起きると、ブロードウェイではノスタルジアものが流行るといわれています。20世紀初頭を舞台にした「オクラホマ!」が初演された1943年も、まさに第ニ次世界大戦下でした。

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と、前置きが大変に長くなりましたが、本題に入ります(笑)。

リバイバルは、基本的にオリジナルの台本をいじってはいけないことになっているので、「オクラホマ!」も物語が昔風におっとり、おっとりしていて、終幕は11時をとうに過ぎていました。それで、ちょっと油断していたら、周囲のレストランがみんな閉まってしまった! お腹すいた~。でもピザはやだ~。さあ、どうする? そんなとき、連れの友人がいいました。「コリアンタウンのレストランなら24時間やっているわよ」。


というわけで、劇場街のあるタイムズスクエアから、コリアンタウンのある32丁目まで繰り出したのでした。

この周辺は、10年ほど前に訪ねたときは暗い感じのする、すさんだ地域という印象がありましたが、今ではすっかり観光名所。虐待で社会問題になった孤児収容施設Hotel Martiniqueも、今やホリデイ・インに様変わり。ハングル文字、時には日本語の看板が交じり合い、いかにもエスニックな雰囲気がただよっています
(左写真)

さて、深夜に私たちが入ったレストランは、「ニューヨーク・コムタン・カルビ・ハウス」という、JCBプラザのご推薦で、"Time Out"誌も"韓国風焼肉ではニューヨーク市内一"と絶賛する店。

ここは何度かきていますが、値段が安くておいしく、店員さんの感じもいいので気に入っていました。コムタン、カルビタン、マントウタン
(右写真)ビビンバなどなどが8ドル前後で、前菜のキムチ各種もついてくる、純韓流スタイルです(中央写真)。さらにJCB会員は10%オフ。 →※情報は2002年のもので古くなっている可能性があります。

ちなみに店内のお客はわれわれだけ。ニューヨークもテロ以降、夜明かし組が減ったのかな。

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