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ウクライナ人街
マンハッタンのイーストビレッジの2番街沿いには、昔からウクライナ人が多く住んでいました。ソ連が崩壊した後には、さらに新しい移民がやってくるようになり、レストランも活気づいているようです。かのボルシチは、もともとウクライナがルーツの料理だそうですが、ここに来れば、生のビーツをたっぷり使ってコトコトと煮込んだ、本格派のウクライナ式ボルシチが食べられるんですよ。
ウクライナ人街といっても、実際はちょっと分散していて、東京の大久保のコリアンタウンのように、はっきりとわかる街ではないのですが、気をつけてよく探すと、ディープなウクライナの世界がぽつりぽつりと広がっています。 |
イーストヴィレッジのウクライナ人街の中心地ともいえる、セント・ジョージ・カトリック教会。近隣にはウクライナ・ミュージアムも。 |
ウクライナ名物の、美しいハンドペインティングのイースターエッグ。
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ウクライナ料理店「ウクレイニアン・イーストヴィレッジ・レストラン」のボルシチ。生のビーツをたっぷりと使い、じっくりと煮込んだ一品で、ニューヨークでも指折りのボルシチとのお墨付きも。しかも、1カップ2ドル程度という安さ(大きなカップもあります)で、テイクアウトが可能。 |
「ヴェセルカ」のウクライナ料理のワンプレート。料理は、ロールキャベツ、ザワークラウト、キルバーサ(ソーセージ)、ピエロギ(ウクライナ風水餃子。具はチーズやほうれん草、ポテトなど)。ポーランド料理と共通する料理がたくさん(この界隈にはポーランド料理店もぽつぽつとある)。
スラブ系の伝統的な料理で、店によって味に格差が。イーストヴィレッジには「キエフ」という老舗のウクライナ料理店があるのだが、こちらの方が、味が洗練されている。 |
ロールキャベツの中身。しまりのある手の込んだ料理。 |
ウクライナのパン。自家製の黒パンがおいしかった。
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こちらは老舗の「キエフ」レストラン。 |
1950年代に創業した人気店「ヴェセルカ」レストラン。カフェ風のお店で、値段が手ごろなため、いつも活気に満ちている。隣はウクライナ・センター。
Veselka 144 2nd Ave., Manhattan Tel. 212-228-9682 |
ウクライナ・センターの中にもレストランが。こちら「ウクレイニアン・イーストヴィレッジ・レストラン」は、ピンクのネオンがちょっとあやしいが(笑)、さらにウクライナらしいエキゾチックな雰囲気を楽しめる。 奥には広い宴会場があって、地元のウクライナ出身者が、故郷の音楽とともに盛り上がっていた。 |
ウクレイニアン・ショップ。刺繍がかわいいウクライナの民族衣装や、書籍、民芸品が売られている。
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ウクライナ人ミュージシャンのCDもいろいろ売られている。 |
そして、2006年のFIFAワールドカップにも出場した、ウクライナ代表のグッズ販売店も!
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