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世界のエスニックタウン

プロローグ~エスニックタウンめぐりの楽しさ

アメリカやカナダ、オーストラリアのような移民国家や、かつて世界各地に植民地を広げたヨーロッパ諸国のたいていの大都市には、移民たちの街=エスニックタウンがあります。中華街やイタリア人街、コリアンタウン、また政情不安などで本国から避難してきた人々の街など、その国の料理を食べさせるレストランや食材店が立ち並ぶエスニックタウンは、まるで本国に来たかのようなエキゾチックな生活感にあふれ、訪れるにも魅力的な場所です。

ところで、観光旅行といえば、かつては観光バスで物見遊山するパターン(マス・ツーリズム)が一般的でした。ところが最近では、自然環境を保全しながら楽しむエコ・ツーリズムや、歴史や文化をたどるカルチュラル・ツーリズムといった、旅行者各自の特定の関心事から選べる、もっと体験的な観光旅行が増えてきました。そんな新しい観光旅行のひとつにエスニック・ツーリズムというジャンルがあります。

もっかのところやや学術的な用語であり、一般にまだあまりなじみがありませんが、エスニック・ツーリズムとは、民族文化を観光の材料とし、訪れる側が異文化体験を楽しみながら、多文化を知り、視野を広めることが目的の観光(そして、最大の楽しみは、何といってもその国・地域の料理を味わうこと!)。

受け入れる側も、民族的な特色を上手にアピールして注目されれば、地域からの孤立化を防げ、収入源も増えて活性化につながる、と双方にメリットのある観光スタイルなのです(エスニック・ツーリズムで成功している例としては、日本では横浜中華街があげられる)。いろいろな民族の住む大都市のエスニックタウンめぐりは、世界各地の生きた異文化を短期間に体験できる、エスニック・ツーリズムにはまさに打ってつけの旅先といえましょう。

そこで、時間を見つけては訪れていた世界主要都市のエスニックタウン事情について、食をメインにリポートしてみました。これらの都市に旅する機会があれば、エスニックタウンめぐりをぜひ体験なさってみてくださいね。
(by ゆ)

※ここでいう"エスニック"(民族)は、体験する側が政治的・経済的に優位に立っていることが多い限定されたエリア(たとえば日本での、"辛い料理を食べるアジアやアフリカの国々"といった狭義に湾曲された意味)ではなく、広く世界中を範疇にしています。

→ブログ記事「ニューヨークで思ったこと」も参照に。



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