e-food.jp » アメ横・各国食材店マップ > 大津屋商店
カスタム検索
アメ横上野アメ横エスニック・ショップ・・マップ

大津屋商店大津屋商店
http://www.ohtsuya.com/
台東区上野4-6-13
Tel. 03-3834-4077 Fax 03-3834-4078

アメ横で3世代にわたって商いを続ける食品店。もともとはひよこ豆などの雑穀、また食肉を扱っていたそうですが、10数年ほど前にパキスタン人のイスラム教徒向けハラル・ミートの輸入を始めたことから、現在ではインドやパキスタン、バングラディシュ、ネパールのスパイスなどの食材の専門店として知られるようになりました。品数豊富で在庫の安定したお店として、在日インド系の人々や日本のエスニック料理ファンから絶大な信頼を集め、ネット通販を通して全国から注文が舞い込んでいるとか。

ホームメイド・カレーこちらもカワチヤさんと同様、周囲の乾物店と区別がつかずに、気をつけないと見過ごしてしまいそうな店頭ですが、エスニックなお宝の山はお店の奥に隠れています。"マドラス・カレー・パウダー"などのミックス・スパイスや、スパイシーなインドのおせんべい"パパドゥ"、インドやパキスタンの長粒米バスマティ米、"アルー・マタル"などのインドのインスタント食品。そして、店頭ではためくインドやパキスタンの国旗を目印に、入れ替わり立ち替わりでやって来る現地人とおぼしき人々…。あまりのディープな雰囲気に慣れないとクラクラしてしまいそうですが、フレンドリーな大津屋さんファミリーが、初心者にも親切にアドバイスしてくださいます。

お店の売れ筋は、マスコットの「ホームメイド・カレー」(600円・右写真)。21種のカレー用スパイスが小袋に入って、レシピもついた、初めての人でも使いやすい一品です。スパイスのサンプルとしても使えそうです。また、各種取り揃えられたインド製のミックス・スパイス(各300円・右下写真)を使うと、より本場風なカレーが作れるかも。

お米「御徒町界隈はもともとインド人の街だったんですよ」と語るのは、お店の方。御徒町は「ジュエリータウン」と呼ばれる日本一の宝石店街であり、確かにインド系とおぼしき宝石商をよく見かけ、インド料理店もたくさんあります。彼らのほとんどは北インド出身者とのことですが、最近はバンガロールなど南インド出身のIT関連の技術者の来日が増え、それに伴って、"カレーリーブズ"や"ブラウンマスタード"など南インドの食材も取り扱うようになったそうです。また、銀座の老舗インド料理店「ナイルレストラン」のナイル氏と古くから交流があるほか、プロの顧客も多いとか。「"レストランを開けるだけのアイテム"が、ウチのキャッチコピーなんです」。

インド製ミックススパイスごく当たり前のように店頭に並ぶこれらの輸入食材も、実は、お店の方が自らパキスタンやオーストラリアなどに乗り込み、輸入経路を切り開いたこともある努力の賜物。また、イラク戦争の時は、現地への物資供給が増えて輸入豆類が入荷しにくくなったり、日本政府の輸入米規制によりバスマティ米が値上がりつつあるなど、小さな売り場が世の情勢をダイレクトに反映しているというから壮大です。食と人間が切っても切り離せない見本といえるでしょう。

ところで、大津屋さんの店舗の真上は徳大寺という由緒あるお寺で、インド庶民に伝承される風神マリシが起源の摩利支天が祭られています。商売繁盛、諸難除けにご利益のあるこのインドの神様が、インド食材を招いたのかも? ちょっと楽しい話ですね。



  • RSS フェイスブック ツイッター
  • 国旗弁当
  • 日本の郷土料理食べ歩き
  • 世界のエスニックタウン
  • シルクロードの料理