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オーストリア|木曜は国旗弁当の日!


austria

華麗なハプスブルク帝国のよすがを残す国

オリンピックの開会式入場順に、毎週、国旗と郷土料理からその国の魅力を知っていく「木曜は国旗弁当の日!」、今週は、栄華をきわめたハプスブルク帝国のよすがを残す中央ヨーロッパの国「オーストリア」の国旗弁当です。

オーストリアは、音楽の都としても名高い首都ウィーンを中心に、アルプス山脈をのぞみスイスやドイツ、イタリア、ハンガリーなどと国境を接する起伏と変化に富んだ地域性が特徴的。オーストリア料理といえば、通常はウィーンの料理を指すことが多く、「ウインナ・ソーセージ(ウィーン式ソーセージ)」「ウィンナ・シュニッツェル(ウィーン式カツレツ)」「ウィンナ・コーヒー(ウィーン式コーヒー)」といったように、その名を冠した食べ物、飲み物がいろいろあります。

一方、ウィーン以外の地方では、たとえばチロル地方はチロル料理、ザルツブルグ地方はザルツブルツ料理といったように郷土食が発達しています。特にシュペックと呼ばれる生ハムや、ベーコンなどの加工肉は、山岳地方の重要な栄養源であり、地方ごとに種類も豊富です。

ラデツキーがイタリアから持ち帰ったシュニッツェル

というわけで、お弁当では、ファストフードなどでウィーンっ子に愛されているウィンナ・シュニッツェルをメインのおかずにしました。ウィンナ・シュニッツェルは通常、仔牛肉を使うことが多く、スライスしたレモンとポテトが付き物です。おまけに、後味のさっぱりするフルーツのブラックベリーも追加。

シュニッツェル自体はもともと、ハプスブルク王朝時代に北イタリアの独立運動を鎮圧した、オーストリアにとっての英雄である軍人ヨーゼフ・ラデツキーが、北イタリアから持ち帰ったものだともいわれています。このラデツキーを称えて、ヨハン・シュトラウスⅠ世は、現在も毎年恒例のウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートで必ず演奏される有名な「ラデツキー行進曲」を作曲しました。

発祥地であるイタリアでは、シュニッツェルはコトレッタ Cotoletta(=カツレツの語源)と呼ばれ、ミラノ名物のCotoletta alla Milanese(ミラノ風カツレツ)が有名。現在では、19世紀に南米に移住したイタリア移民によって南米諸国でポピュラーになり、単にミラネッサと呼ばれています。

ミラノ風カツレツがパルメザン・チーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ)を卵液に加えるのに対して、ウインナ・シュニッツェルは加えないなど、見た目は似ていても味付けが違うのです。他にもコトレッタをもとにした肉のパン粉揚げは、世界各地で食べられていています。

たとえば鶏肉を使うウクライナのキエフ風カツレツや、豚肉を使うポーランドのコトレット・スハボーヴィ…。もちろん、日本の「とんかつ」も、そんなバリエーションのひとつですね。

一方、国旗の赤の部分には、オーストリアの山岳料理を代表して生ハムのシュペックを。中央の白にはパンを使いました。生ハムと一緒に食べるとおいしいと思います。ウィーンと山岳地方の食べ物の特色を、お弁当で楽しんでみてくださいね。

ウインナ・シュニッツェル・レシピaustria1

オーストリア国旗の解説

オーストリア料理について詳細

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