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アルゼンチン|木曜は国旗弁当の日!


argentine

なくてはならない牛肉

オリンピックの開会式入場順に、毎週、国旗と郷土料理からその国の魅力を知っていく「木曜は国旗弁当の日」!、今週はタンゴで知られる南米の国「アルゼンチン」の国旗弁当です。

住民の数より羊の数の方が多いニュージーランドのように、人口よりも牛の数の方が多いというアルゼンチンは、牛肉にかける情熱もなかなかのもの。アルゼンチンならではの食文化といえば、大草原パンパで牧畜を営むガウチョたちの間で誕生した「アサード」と呼ばれる、じっくり時間をかけて焼くバーベキュー料理でしょう。

アサードを上手に焼けてこそ一人前の男、といわれるほど、なくてはならない存在です。

一方、アルゼンチンは1516年から1810年までスペインの植民地だったため、他の南米諸国と同様にスペイン移民が多く、公用語もスペイン語。国民食のひとつであるペイストリー料理のエンパナーダは、スペインからもたらされたものでした。

ちなみにエンパナーダの原型は中東が発祥地と思われますが、アルゼンチンにはレバノンやシリアからの移民も少なくないので、拍車をかけて愛されているのかもしれません。

また昔、イタリアのジェノヴァからアルゼンチンのコルドバまで、出稼ぎに行ったまま行方不明になった母を探に旅に出る少年マルコを描いた、「母をたずねて三千里」(原作はイタリアの作家エドモンド・デ・アミーチスの小説「クオレ」より)というアニメがありました。その舞台になった19世紀末は、たくさんのイタリア移民がアルゼンチンに渡った時代だったのです。

その後、イタリア移民とともにイタリア文化はアルゼンチンの中に溶け込み、パスタやミラノ風カツレツの「ミラネッサ」といったイタリア料理もポピュラーになりました。

お弁当でアルゼンチンの主要な3つの文化を表現

そんなわけで、お弁当でも、アルゼンチン独自の「アサード」、スペイン、中東の影響を受けた「エンパナーダ」、そしてイタリア系の「パスタ」を使用して、アルゼンチンの主要な3つの文化を表現しました。

国旗の上下の水色の部分は、紫いものパウダーと少々の酢を加えた白身のたまご焼きです。お弁当をいただきながら、そんなアルゼンチンの文化背景を思い出していただけたらうれしいです。

エンパナーダ・レシピargentine

アルゼンチン国旗の解説

アルゼンチン料理について詳細

profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki

e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、世界の料理レシピ・ミュージアム館長。
2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、レシピ開発のほか、在日大使館や大使公邸などでの料理人、料理講師として活動。
プロフィール詳細
著作:「しらべよう!世界の料理」全7巻(ポプラ社 2017)


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