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アンドラ|木曜は国旗弁当の日!


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伯爵領を受け継ぐ、ピレネー山脈の小さな公国

オリンピックの開会式入場順に、毎週、国旗と郷土料理からその国の魅力を知っていく「木曜は国旗弁当の日」!、今週はヨーロッパ南部、フランスとスペインの国境を分けるピレネー山脈の山中にある小国アンドラの国旗弁当です。

アルプス山脈のスイスとオーストリアの間にある国リヒテンシュタインと同様に、中世以前からの伯爵領がそのまま公国として国連に加盟して現代に生き残る稀有な例。山間の辺鄙な土地ゆえ、数々の歴史的な社会動乱を乗り越え、独立を保ってきた国ともいえそうです。

現在のアンドラ公国は1993年に、スペイン・カタルーニャ州のウルヘル司教とフランス大統領を共同元首とする議会制民主主義を敷く独立国家として承認されました。意外と新しいですね。公用語はカタルーニャ語で、他にスペイン語またはフランス語のいずれかを親が選んで子供たちに習わせるのだとか。

タックス・ヘヴンの国としてスペイン、フランスから買い物客が訪れ、それが国家の重要な収入源のひとつにもなっています。

カタルーニャの地方料理と共通

ミニ国家ゆえ、料理にはアンドラ特有のものは少ないのですが、カタルーニャの地方料理として、ちりめんキャベツ(サボイキャベツ)とベーコンを使ったポテトパンケーキ「トリンチャット」がポピュラー。

標高1000mを越す冷涼な山岳の傾斜地でも育ちやすいじゃがいもが使われているのは、アルプス山脈の料理「ロティ」や、じゃがいもの原産地・南米アンデス山脈の料理「パパ・ア・ラ・ワンカイーナ」などと共通するところでしょう。

またピレネー山脈といえば、中世以前の時代、イベリア半島がイスラム教徒に征服された際に、その険しさゆえに彼らが越すに越せなかった強力な防壁でもありました。

レコンキスタ(キリスト教国によるイベリア半島の再征服活動)を経てカトリックに戻った際、まるで当てつけのように(笑)イベリコ豚に代表されるような、イスラム教徒の食べられない豚肉に熱を上げたスペイン、ポルトガル…。

ここピレネーの辺境地アンドラでも、豚肉はよく食べられている食材です。ですので生ハムも、もちろんお弁当のおかずに加えました。

トリンチャット・レシピ

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アンドラ公国の国章の意味

国旗中央の国章は、幾多の変遷を経て1969年に制定されたもの。細かい紋章を食材で制作するのはけっこう大変なのですが、それぞれに意味が込められているので、リスペクトを込めてがんばりました(笑)。以下はwikipediaによるアンドラ公国の国章の意味です。ご参考までに。

「左上には、赤い地に黄色と白の司教冠と黄色の司教杖が重ねて描かれている。共にアンドラの共同元首であるウルヘル司教を象徴するものである。右上には、黄色の地に赤い3本の線が縦に入っており、アンドラの共同元首であったフランスのフォワ伯爵家の紋章に基づいている。左下では、黄色の地に赤い4本の線が縦に入っている。これは隣接するスペイン、カタルーニャ州の紋章である。右下においては、黄色の地に2頭の赤い牛が描かれている。赤い牛は、角やカウベル、ひづめの部分のみ青く彩色されている。この意匠はフランスのベアルン子爵家の紋章で、ベアルン地方を表している。国章の下部には国の標語である、Virtus Unita Fortior(ラテン語:「力を合わせれば強くなる」)の文言が入れられている」。

アンドラ国旗の解説

アンドラ料理について詳細

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