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アルバニア|木曜は国旗弁当の日!


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双頭の鷲の紋章を国旗に用いた「鷲の国」

オリンピックの開会式入場順に、毎週、国旗と郷土料理からその国の魅力を知っていく「木曜は国旗弁当の日」!、今週は東ヨーロッパのバルカン半島にある国「アルバニア」の国旗弁当です。

アルバニアの国名は、アルバニア語では「シュチパリア」(ジャパンとニッポンみたいなものでしょうか。覚えておくとアルバニアの人に喜ばれるかも)。周辺の国と同様に、神聖ローマ帝国、ビザンチン(東ローマ)帝国の属国化を経て、15世紀からおよそ400年間もオスマントルコの支配下にあり、1912年に独立を果たした国です。

国名のシチュパリアは「鷲の国」という意味で、国旗の名称は「スカンデルベクの鷲」。アルバニア人は鷲の子孫であるという伝説と、オスマン帝国の侵攻を一時、阻止した民族の英雄スカンデルベクの紋章にちなんだもの。オスマン帝国から独立する際のナショナリズムのキャンペーンにも用いられたそうです。赤と黒のコントラストがかっこいいですね。

また。双頭の鷲(東洋と西洋の間に君臨している、といった意味を持つ)の旗は、もともとビザンチン帝国に起源を持つもので、しかも隣国はギリシャですから、国旗からもその歴史がわかります。

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↑観光局のサイトから写真をお借りしました。

長らくオスマン帝国の支配下にあった影響で、アルバニアはヨーロッパでは珍しく今も国民の大多数が、キリスト教徒(正教会またはカトリック)から改宗したイスラム教徒。ただし世俗的であり、イコンを飾る風習などキリスト教的な習わしが残っています。

アルバニアはヨーロッパの中では決して目立つ国ではなく、近年は政治・経済的に混乱をきたしたこともありましたが、誇るべきは、イスラム教徒と正教徒、カトリック教徒が平和的に共存していることです。

オスマントルコの影響を受けた料理

料理の方は、400年間支配下にあったオスマントルコの影響を強く受けており、トルコ料理の定番でもあるコフテ(キョフテ)などの肉料理は大変ポピュラー。またギリシャやイタリアの影響で、オレガノやミント、ローズマリーなどのハーブをよく使います。

お弁当でも、コフテは必須アイテム(笑)。またギリシャやイタリアと同様に多用される、トマトやオリーブの実も。国旗の鷲の紋章は黒米で表現しました。黒米はイタリアなどヨーロッパでも食べられています。赤い部分はトマトソース。写真では見えませんが、その下には主食としてパスタ(アルバニアでももちろんポピュラーな食べ物)が合うと思います。

ほかに、オイルサーディンや、バルカン半島でよく食べられている白いんげん豆などをおかずにあしらってみました。アルバニアの海岸沿いの、陽光あふれるアドリア海を想像していただけると幸いです。

アルバニア国旗の解説

アルバニア料理について詳細

profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki

e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、世界の料理レシピ・ミュージアム館長。
2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、レシピ開発のほか、在日大使館や大使公邸などでの料理人、料理講師として活動。
プロフィール詳細
著作:「しらべよう!世界の料理」全7巻(ポプラ社 2017)


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