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ギリシャ料理を作ってみよう! ギリシャ料理&ワインについて

食事を楽しむことにかけての情熱は、ヨーロッパの中でも1、2を争うほどというギリシャ人。4000年も前から、料理の味覚に合わせたワインを造っていたというから驚きです!

<ギリシャ料理について>

"美食"の発祥の地ギリシャ。
トルコやアラブ文化と融合して、料理もバラエティ豊か。

ギリシャの美食の歴史は、はるか古代に遡ります。フランスでいわれるガストロノミー (gastronomie=美食)という言葉も、そもそも古代ギリシャ語をもとにしているそうです。肉を焼いて食べていただけの太古の人類が、料理法を身につけるようになったのは、ギリシャ人の功績ともいわれています。

紀元前356年頃のアレクサンドロス大王の時代に職業として"料理人"が誕生し、ビサンチン帝国の宮廷の厨房で料理は洗練されていきました。さらにオスマン・トルコ占領時代には、トルコやアラブ料理の影響が加わって、食文化がよりバラエティ豊かになっていったそうです。今なお残る古代からの伝統料理も少なくないといいます。

オリーブオイル、乳製品、野菜、魚介類...。
ヘルシーな食材はダイエットにも効果的。

ギリシャは、地中海に囲まれた乾燥した土地柄で、オリーブやぶどうの木が多く、また、古くから海運が発達していて、魚介類の水揚げも豊富。これが食材にも反映されています。オリーブオイルやオリーブの実、羊や山羊の乳から作るフェタ・チーズ、オレガノ、レモン汁、トマトなどを料理に多用し、また、タコを食べるヨーロッパで数少ない国のひとつでもあります。島によって味付けが違ったりするそうですが、感覚的には、トルコ料理とイタリア料理の中間といった感じがします。

代表的な料理は、ナスとひき肉の重ね焼き"ムサカ"や、タラコとじゃがいものペースト"タラモサラタ"、タコなど魚介のマリネ、干タラ(バカヤロ)のフライ、ぶどうの葉に具を巻いた"ドルマデス"、串焼き肉"スブラキ"など。ピタパンにスブラキや野菜を詰めて、ジャジキというヨーグルトソースをかけたスナック"ギロス"は、アメリカやオーストラリアに渡った移民が広めて、世界的にもポピュラーな食べ物になりました。

ギリシャ料理というと、日本ではなぜか、肉ばかりで脂っこくて不健康などと思われて、これまであまり好まれてこなかったようです。首都圏にもギリシャ料理レストランは数えるほどしかありません。しかし実際は、トルコ料理と同じように、実際は野菜やシーフード、乳製品、オリーブオイルをたっぷり使ったヘルシーな料理が多いのです。

中でも、クレタ島に古くから伝わる栄養学的システムは、"クレタ島ダイエット"とも呼ばれ、国際科学会も注目する理にかなったものだとか。また、ある知人からは、ヨーグルトなどギリシャの乳製品を毎日たっぷり食べていたら、胃潰瘍が自然に治ったという話を聞いたことがあります。アテネ・オリンピックを機に、ギリシャ料理レストランが増えるといいですね。


<ギリシャ・ワインについて>

古代オリンピックで、勝利の祝宴に欠かせなかったワイン。
2004アテネ・オリンピックで完全復活なるか?

レッツィーナワイン発祥の地のひとつで、人類が初めてぶどうの栽培を行ったといわれるほどワイン造りの古い古い歴史があるギリシャ。それにもかかわらず、異教徒の支配などで長い間、ギリシャ・ワインは不遇に見舞われてきました。しかし、2004年のアテネ・オリンピックは、ここ20年でめざましく復興を遂げたギリシャ・ワインを世界にアピールするのにふさわしい催しになるかもしれません。

ギリシャ神話に登場する酒神ディオニソス(バッカス)がもたらしたと伝えられるワインは、古代ギリシャのオリンピックでも勝利の祝宴に欠かせない飲み物でした。ちなみに、当時はワインを水割りして飲んでいたそうです。

レッツィーナ

ギリシャならではのワインといえばこれ。レッツィーナは、ギリシャで愛飲されている、伝統的な松ヤニ入りワインです。ワイン貯蔵用のアンフォラの壷の口を封じるために使われた松ヤニがワインに溶け込んで、独特の香りがするのだとか(松ヤニ自体を香り付けとして入れることもあるよう)。大昔には、松ヤニはワインの酸化防止のために使われていました。気候が暑く、食材が傷みやすい国ならではの知恵だったのでしょう。

レッツィーナは白ワインだと思って単一で飲むと、吐き出してしまいそうなほどクセがあるのですが、オリーブオイルを使ったシーフード料理(特にタコ等のマリネ)や、フェタ・チーズにはなかなかマッチするから不思議。10~12℃程度にキーンと冷やすと、よりおいしく飲めます。


参考文献&サイト

「世界の料理・メニュー辞典」(学研)
「古代ギリシア、ローマの料理とレシピ」 
Andrew Dalby&Sally Grainger 著  今川香代子訳 (丸善)
「MEZE」 Ann Wilson著 (Konemann)
「ギリシャ料理レシピ」(ギリシャ政府観光局にて)
「ギリシャワイン」 フォティオス・ジョリス著 (飛鳥出版)
「ギリシャワイン」 エリニコス・イノス(ギリシャ政府観光局にて)

「Ancient Greek Cooking」
(Marcus Gavius Apicius: De Re Coquinaria)
「Greek Cuisine」
http://www.greekcuisine.com/
「Greek Recipe.com」
http://www.greek-recipe.com/
「チーズケーキの歴史」
http://inventors.about.com/library/inventors/blcheesecake.htm
「みんなチーズケーキが大好き」
http://www.texascooking.com/features/farmer062000.htm
「Confeit」
http://confeito.sucre.ne.jp/
「ギリシャ政府観光局」
http://www.int-acc.or.jp/greece/
「ギリシャ料理レストラン スピローズ」
http://www.spyros.jp/


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