南米コロンビア・グルメフェア|ヒルトン東京|新宿
[ コロンビア料理 ]
コロンビアからシェフが来日
【新宿】ヒルトン東京ホテルのレストラン「チェッカーズ」で8月3日から7日まで開催された、現地シェフによる南米コロンビア・グルメフェアのランチに行ってきました。
最近、治安が安定し、今年1月にはニューヨークタイムズ紙の「2011年注目の観光地」2位に選ばれたというコロンビア。今回のフェアは、コロンビアから2名のゲスト・シェフ、オマール・ムニョスさんと、女性シェフのディアナ・ソトさんを招へいし、コロンビアの伝統料理、家庭料理を紹介するという趣向。
コロンビアといえばコーヒーで有名な国ですが、料理はどんなもの?と、見ていきますと...。
さっぱりしたボゴタ風アヒアコ(鶏肉、じゃがいも、とうもろこしの煮込み)と、濃厚なシーフードスープのサンコーチョ。コロンビアの代表的なスープ。
左写真は、前菜の3種のセビッチェ。鯛、タコ、イカといった魚介類と赤や黄色のパプリカが色鮮やかで美しい。添え物はスライスしたバナナのフライ。
右写真は、インゲン豆、米、ひき肉、アレパ(とうもろこしのパン)、よく煮た豚肉を合わせたアンティオキア地方の名物料理というバンデハ・パイサ。
左写真はビュッフェのコロンビア料理いろいろ。上から時計回りで、肉と魚介のリゾット(Arroz Caldoso del Pacifico)、ポークの腕煮込み(Huesos de Marrano)、ローストラム、肉入りキャッサバの揚げパン、エンパナーダ(ピーナッツ風味のミートパイ)、アレパ(チーズ入りとうもろこしパン)、パタラスカ(Patarashca。ティラピアのバナナの葉包み焼き)。
右写真はパタラスカのバナナの葉を開いたところ。
ビュッフェのデザート盛り合わせ。キャッサバのタルト(Enyucado。楕円形の容器に入った白いお菓子)やチーズパンケーキ(Torte de Almojabanas。黄色い小さなパン)などコロンビアのお菓子も。左写真はアンデスベリームース(Mousse de Mora)。
久々に出かけた、ヒルトン東京ホテルの各国料理フェア。ホテルのレストラン料理ということで、どれも甘すぎたり、脂っこすぎたりせずに洗練されていて、おいしかったです。メニューも豊富でしたし。
とうもろこしやキャッサバといった素材の味がいかにも南米らしく、コロンビア・コーヒーもおかわり自由。エメラルドとエル・ドラードの国・コロンビアの雰囲気をしばし楽しむことができました。
e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。
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