2011年07月18日

メイハーネオゼリ|トルコ料理|中野区・新井薬師前

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パンのおいしいトルコ料理店

【中野区・新井薬師前】トルコ小麦粉料理の専門職人でもあるシュレイマン・オゼリさんと、お兄さんにより2011年4月にオープンした、本格派トルコ料理店。手ごろな価格でありながら、料理はもちろん、トルコパン(エキメッキ・左写真・1個250円)やお菓子が秀逸です。

お店の場所は、西武新宿線・新井薬師前駅北口の商店街。イラン料理を出す居酒屋の「おつかれさん」を左手に通り過ぎて、右手に二股に分かれる角地にあります。周囲はごく普通の日本の商店街なのですが、「おつかれさん」と「メイハーネオゼリ」の2軒が、やたらエキゾチックな異彩を放っております(笑)。

お料理の方は、ひよこ豆のペースト(フムス)やほうれん草とヨーグルト(イスパナック・タラマ)、ナスのペースト(パトルジャン・エズメ)などのメゼ(前菜)の盛り合わせ(3点で1000円より)を筆頭に、ムール貝のドルマ(ピラフ詰め)500円、豆などの日替わりスープスープ500円、主菜のイスケンデルケバブが1000円といった感じで、お手ごろ価格(メニュー内容は、近く少し変更の予定があるそうです)。

ドネルケバブやアダナケバブ(スパイシーなケバブ)などのランチは800円からと、さらにお得感があります。

シュレイマンさんの作るトルコパンは、おいしそうな見た目もさることながら、ほどよい噛みごたえがあって、ふわっとほんのり甘みの広がる旨さ。料理と一緒でなく、単品で食べて十分なくらい。こんなおいしいパンが身近に売られているなんて、ご近所の方がうらやましいなぁ。

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メゼ4点。パンにつけて、まずは軽く腹ごしらえ。右写真は、サバサンドと並ぶイスタンブールの屋台名物でもあるムール貝のドルマ。海辺の街ならではの料理。

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ピーマンのピラフ詰め(ビベル・ドルマス)と、豆スープ。こちらもトルコ料理の定番。脂っこくない、やさしい味わいだ。

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マントゥ。ヨーグルトのソースに、赤しそに似た酸味のあるハーブ・スマックをちらしたトルコ・スタイル。右写真はアルナブット・ジェーリという、牛レバーを揚げたちょっと珍しい料理。アルナブットとは、ユーゴスラビア人のいうトルコ人の呼称だそう。

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ラムと牛肉を使ったシシケバブと、細かく切ったパンの上にドネルケバブを乗せ、トマトソースとヨーグルトソースをかけて焼いた、イスケンデルケバブ。知る人ぞ知る逸品トルコ料理。

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本日のデザートは、セモリナのミルク入りケーキ(イルミック・タトゥルス)400円。このお菓子のお米版であるシュトラッチはよく見かけるのだが、セモリナは珍しい(個人的には、こちらセモリナの方が、くどさがなくて好み)。チャイ(右写真)ともよく合う。今回は食べられなかったが、シュレイマンさんの手になる自家製バクラワも美味。

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大田区・雑色のブルガリア料理店「ザゴリエ」などもそうですが、レストランにおいしさ、値段の手ごろさ、立地のよさのどれが大事?と聞かれたら、私なら、立地のよさはあまり気にしなくていいから、おいしさと値段の手ごろさを優先してほしいと答えるでしょうか。ターミナル駅から10-15分程度の沿線で、駅からの道順がわかりやすければ十分。終電に乗り遅れたらどうしようといったストレスがほとんどありませんし、友人も気兼ねなく誘えます。新井薬師前、いいじゃないですか(笑)。

お店の厨房にはさりげなく、トルコ建国の父ケマル・アタテュルクの肖像写真が。この写真のもと、オゼリ兄弟(下写真)も、異国の地で真面目にがんばっておられるのですね。

なお、お店にはオゼリ(兄)さんの日本人の奥様もいらっしゃるので、注文などの意思疎通に困ることはないと思います。ドネルケバブなどはテイクアウトもできますよ。

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メイハーネオゼリ
東京都中野区上高田5-46-8
Tel. 03-5942-6621

■営業時間 Open: 11:00-23:00
■定休日 Close: 月


profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki


e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。

2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、食で日本と世界を相互につなぐ社会貢献をモットーに活動。
プロフィール詳細
著作: 「しらべよう!世界の料理」全7巻 (ポプラ社 2017)


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