2011年06月29日

クレオール Kreyol|カリブ・マルティニーク料理|京都

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フレンチカリブのサンドイッチ

※2012年10月現在、移転中。

【京都】京都御所の向かいにあるカリビアン・サンドイッチ専門店。オーナーのレジナ・フランソワさんがカリブ海にあるフランスの海外県マルティニーク島出身ということで、実質、マルティニークの料理店といってもよいかと思います。

日本では残念ながらマルティニーク島の知名度がまだまだ低いので、"カリビアン"とするのは仕方ないのかも。マルティニークは音楽やお酒(特にラム酒)好きにとってはとりわけ有名な島なのですけれど、ね。

さて、お料理の方は、サンドイッチチェーン店「サブウェイ」のフットロングサイズも真っ青の?ビッグなカリビアンスタイルのサンドイッチ(800円。日本人向けの小さなレギュラーサイズ500円もあり)。具は、トマト煮で似た干タラ(モリュ morue。上写真)や牛タン、スパイスを効かせたチキンなどから選べます。野菜もたっぷりはさまっていて、何ともヘルシー。まるでベトナムのサンドイッチであるバインミーのカリブ版といった風情です。

そして、パン屋さんに特別に焼いてもらっているというバゲットが美味。パンがおいしいだけで、もう幸せな気分になれます。フランスの影響を受けた地域ならこうでなくちゃ!(笑)

料理のメニューにはほかに、フレンチカリブでよく食べられているカレー、コロンボも(名前の由来は、コロンブスにちなんだという説もあれば、スリランカの都市コロンボからとったという説もあり。wikipediaによると後者は「シンハラ語で"マンゴーの樹の茂る海岸"を意味する「Kola-amba-thota」がポルトガル語でのクリストファー・コロンブスの名であるコロンボに置換えられたもの」だそうで、いずれにせよコロンブスがらみなことに違いはなさそう。以上余談です)。

カレーは、白いチキンココナッツ、チキン、レンズ豆、ポークの4種。サフランライス付きで、辛さは控えめ。以前、フランスで買ったカリブ料理のレシピ本を見ながらコロンボを作ったことがあるのですが、ヨーロッパ風で、インドのカレーとは作り方からして違っていました(一例ですが、たとえば事前に肉をマリネしておいたり、白ワインを使ったり...)。

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マルティニークの名物カレー、コロンボ(写真はポークカレー)。サフランライス付きのマイルドなカレー。右写真はお店のカウンター席。ラム酒も各種。BGMは、マルティニークが世界に誇る音楽グループのひとつ、マラヴォワなどなど。ノリノリだけれどどこかエレガントなマルティニーク・サウンドが耳に心地よい。さわやかなカリブの風を感じる。

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店内にはマルティニークのポスターがあちこちに張られていた。別名を"花の島"とも呼ばれる、美しいマルティニーク島への思いも募る。右写真はお店の外観。目の前は京都御所で、最寄駅は地下鉄の烏丸丸太町。


フランスの息のかかった国・地域の料理はおいしい、などといわれますが、マルティニークも同様で、カリブ海の島の中でも群を抜いて食が洗練されているのではないでしょうか。

また、料理だけではなく、このお店をカリブの文化情報発信基地にしたいというオーナーの思いからか、店内では各種イベントもときどき行われるようです。

さまざまな文化が混ざり合い、認め合ったクレオール。ビギンやズークに代表されるような音楽の宝庫であるマルティニーク、そしてカリブの魅力...。東京にも本物を体験できるカリブ料理のお店はまだまだ少ないですから、京都に行かれたら、カリブへの好奇心の扉を開くこちらのお店に訪れてみることをおすすめします。



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クレオール Kreyol

http://kreyolsand.jimdo.com/


profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki


e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。

2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、食で日本と世界を相互につなぐ社会貢献をモットーに活動。
プロフィール詳細
著作: 「しらべよう!世界の料理」全7巻 (ポプラ社 2017)


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