2010年08月13日

おいしい冷麺 店リスト in 東京

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本格派のおいしい冷麺を探して

※最新更新日:2011年10月28日(「ヘダンファ」→「サンムーン 浅草橋店」として新オープンになりました)

さっぱりとして涼しげで、低カロリーな冷麺が大好きで、東京や近郊であちこち食べ歩いています。冷麺は今や専門店もできて、焼肉の締めに食べるだけの脇役ではなくなりました。以下に自家製手打ち麺を中心に、冷麺のおすすめ店を紹介します。

★特別においしい冷麺店★

サンムーン 銀座店|銀座

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2010年4月にオープンした新店(だが実は、閉店した赤坂「KORYO」の清水シェフが開いた旧店の流れを汲む店)。「韓流冷麺」「French Korean」と銘打ち、場所柄、おしゃれな女性客をターゲットにしているのがうかがえますが、冷麺の方は以前のお店と同様、そば粉入り麺の由緒正しき(?)平壌スタイルです。

そば粉とでん粉を半々ずつ使った手打ち麺(季節によって粉の配分を違えるそう)には弾力があり、はさみでカットしていただきます。噛むと麺の風味が広がり、思わずうっとり。スープは骨を使わない牛肉と豚肉で、使用する部位にもこだわりが。コク味があるのにあっさり喉ごしのよいスープという王道を行く冷麺に、思わずヨシヨシとつぶやいてしまったほど(笑)。

で、麺とスープがおいしいのは大前提で、さらに手作りヤンニョン(とうがらしの辛い薬味)の風味豊かさ、食後のそば湯(カラダにいいのです。東京でそば湯を出してくれる冷麺店は今はここだけかも)にもノックアウトされました。小ぶりなどんぶりで1杯900円。プラス、この日はホットペッパーのクーポン持参で小皿パジョンをいただきました。カウンター席があり、女性一人で入りやすいのもポイント高し。こちらも個人的に東京のベスト冷麺のひとつです。

ただ惜しいのは、冷麺の容器が小さいこと。また、仕方ないことかもしれませんが、すばらしい味の冷麺に対して、それ以外のメニュー(前菜、焼き肉など)がきわめて普通の味であることです。

サンムーン 銀座店
東京都中央区銀座3-7-13 成田屋ビル2F
Tel. 050-5815-3010
http://www.hotpepper.jp/strJ000773415
■営業時間: 月-土 ランチ 11:30-15:00、ディナー17:30-23:00、祝11:00-21:30
■定休日:日

サンムーン 浅草橋店|浅草橋

※「コリョ」→「ヘダンファ」が店名変更して、銀座「サンムーン」の支店として新オープンしました。

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「高麗ホテル」仕込みの正統派の平壌冷麺です。個人的には東京のベスト冷麺のひとつ。そば粉とでん粉の手打ち麺は弾力があり、噛み切りにくくてちょっと苦労するほど。しかしコクと風味のある上品な肉だしスープは相変わらずすばらしい。そば粉の麺とベストマッチングです。ほかにチェンバン麺なども健在です。1杯1260円。

食後にそば湯のサービスがあればなおよし、なのですが、残念ながらありません。

サンムーン 浅草橋店
東京都台東区柳橋1-12-8 2F
Tel. 03-5822-5516
http://www.haedanghwa.jp/
■営業時間 :月-土11:30-14:00、17:30-23:00(LO22:30)
■定休日: 日

KORYO YANGBAN(コリョ・ヤンバン)|大宮駅西口

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店名のYANGBANGに漢字を当てると両班。貴族的な高級料理ということでしょうか。浅草橋と赤坂の店が店名変更したので、「KORYO」の名前を残すのはこの大宮店のみになりました。写真を見比べていただくとわかる通り、味・クォリティは浅草橋「ヘダンファ」の冷麺とほぼ一緒。違いは、麺をカットするはさみが付いてくるのと、若干、大宮の方が値段が安い(1150円)くらいです。

と、いうわけで大変においしいのですが、以前、冬に食べに行ったときにずいぶん味が落ちていて驚いたことがあります。焼肉も一緒にウリにしているので(肉の産地シールを外に張り出す誠実かつ徹底ぶりです)、冷麺は季節ものと考えておられるのかもしれません。いずれにしても、冷麺は夏場に食べに行くことをおすすめします。

KORYO YANGBANG
埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-8-3 三有ビルB1F
Tel. 048-643-4129
http://www.saitama-town.com/mypage/sa036951/
■営業時間: 11:30-14:30、17:30-23:30(LO22:30)、祝ディナー17:00-22:30(LO21:30)
■定休日: 日

草の家 赤坂|赤坂

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韓国料理店の多い赤坂にある老舗(遠い昔、私にとっての初の韓国料理体験もここでした(笑)。看板には「焼肉・冷麺」と書かれ、接待にも使われるちょっと高級なお店です(それでも最近はずいぶん敷居が低くなったと思いますが)。雑誌などでよく紹介される咸興冷麺の有名店「チョンギワ」の割と近所にあります。

こちらのお店も咸興式の咸興を提供。焼肉店の看板に隠れているためか、グルメサイトの冷麺店ランキングにはあまり出てこないのだけれど、個人的には「チョンギワ」よりも好みの味。東京の咸興冷麺の中では、今のところベストだと思っています。ランチタイムの冷麺(1100円)には、キムチとサラダ食べ放題のお得なサービスもあります。

麺はさつまいもの粉を本場・咸興から仕入れて手打ちしている、とメニューに書かれていました。味に対する老舗のこだわりを感じます。キンキンに冷えたさっぱりスープはやや甘くさっぱりとして、酢を少し加えるとちょうどよい感じでした。とてもおいしいです。

でん粉だけなので、麺はけっこうな弾力があり、用意されたはさみで自分でカットしていただきます。焼肉のシメにちょうどいいタイプの冷麺かもしれません。

なお、「草の家」は麻布十番に支店があり、冷麺をいただいてきましたが、私見では赤坂店の方が勝っているように思いました。

草の家 赤坂
東京都港区赤坂2-14-33 三田ビル3F
Tel. 03-3589-0779
http://www.kusanoie.jp/
■営業時間: 月-金11:30-翌2:00、土・日・祝 17:00-22:00(LO22:00)
■定休日: 無休

ぴょんぴょん舎|銀座

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盛岡に本店のある盛岡冷麺の名店。銀座には、こちら最高の立地のUNAと4丁目の銀座百番と2軒店舗を出しています。

こちらは、盛岡冷麺の元祖で、東京では蒲田に出店している「食道園」の冷麺よりも現代風というか、本場の冷麺に近い味わい。メニューには他にピビン麺、そば粉の冷麺もありました。

もちろん、麺は注文を受けてから押し出して作っているそう。小麦粉とじゃがいものでんぷんをミックスした麺は、本場のようにはさみで切るほどではない、適度な歯ごたえがあります。またスープは、牛骨からとったものだそうで、繊細でありながらも、コクがあり、比較的しっかりした味わいです。

スイカがトッピングされているのも含め、何とも日本人好みな味の冷麺で、後を引くおいしさ。冷麺を、焼き肉を食べた後の締め的な存在だと考えている日本人もまだまだ多いけれど、この品質なら冷麺だけわざわざ食べに行きたい!と思えるはず。おそるべし、盛岡冷麺。

ところで店内には、小西正人さん著の本「盛岡冷麺物語」も販売。イーハトーブの国こと盛岡への郷土愛を感じ、郷土食を盛り立てていきたいという心意気を感じました。

ぴょんぴょん舎 GINZA UNA
東京都中央区銀座3-2-15
Tel. 03-3535-3020
http://www.pyonpyonsya.co.jp/
■営業時間:月-土11:00-23:45(LO23:00)、日・祝日11:00-23:00(LO22:00)
■定休日:無休


★おいしい冷麺店&変わった冷麺店★

オジャンドン|大久保(職安通り近く)

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大久保の職安通りコリアンタウンの中にあるお店。オジャンドン(五壮洞)はソウルにある咸興(ハムン)冷麺の店が集まるストリートの名前そのまま。このお店でも手打ち冷麺をウリにして、さつまいもの粉を使ったという、弾力のある、細麺のハムン式冷麺を提供しています(食べる前にお店の人がはさみで切ってくれます)。大久保のコリアンタウンには数々の韓国料理店があるけれど、冷麺をウリにしているお店はほとんどないので、貴重な一軒といえます。

味の方は普通においしいです(個人的にそば粉入りの冷麺の方が好みなせいもあり)。価格は1000円也です。

オジャンドン
東京都新宿区大久保1-17-3
Tel. 03-3207-6655
http://www.ojyandon.com/
■営業時間: 11:00-23:45
■定休日: 無休

カントンの思い出|大久保(職安通り近く)

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大久保のコリアンタウンをはじめ、都内にいくつかの店舗を持つ、レトロな韓国食堂をモチーフにした韓国料理店。新大久保店では、店先においしそうな冷麺のオブジェを飾ってとりわけ目立っています。純氷と、日本産の粉を使用した自家製手打ち麺とのことで、さまざまなメニューの中でも冷麺に気合を入れているのがわかります。

麺はおそらくじゃがいものでんぷん入りで、黄色っぽく、何だか盛岡冷麺を韓国に逆輸入したような感じ(笑)。一般的な日本人にも受け入れやすそうです。しかしながらコシはしっかりしていて、スープはあっさりりつつ、少し甘みがあるのが韓国的。具はシンプルで、ナシやリンゴのトッピングがなく、代わりにトマトが。お好みで酢をスープに入れていただきます。キンキンに冷えた特製冷麺が900円で、ほかにピビン麺なども。事前にいわなくてもプラス150円で韓国式のキムチやカクテキなど数品のおかずがついてきます(お通しみたいなものだけれど、お得感はあります)。夜は混んでいることが多いようですが、昼間や夕方早めの時間だと並ばずに入れるかと。

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ところで、日本の韓流ファンでにぎわう大久保コリアンタウンの韓国料理店も、専門店化がさらに進んで、以前からあるスンデ専門店などに加え、最近は、炭火ヌタウナギ専門店や炭火焼チキン専門店といったディープなお店もできました。ただ残念ながら、冷麺は「オジャンドン」以外に専門店がなく、あれだけ韓国料理店があっても、おいしい店になかなか当たりません(たとえば、先日は新大久保駅近くの某店で食べた冷麺が、はじめから酢入りでおいしくなく、失敗しました。他店でも、おそらく韓国から輸入した乾麺や冷凍麺・スープを使っている店がほとんどのようです)。そんな中で、「カントンの思い出」の冷麺が、韓国料理のチェーン店のメニューかと思いきや、意外や?ちゃんとしていて、うれしくなりました。

カントンの思い出 新大久保店
東京都新宿区大久保1-17-1
Tel. 03-3232-0868
■営業時間:11:00-翌5:00、日祝11:00-翌3:00
■定休日:無休
※職安通り沿いにもう一軒あります。

元祖平壌冷麺屋(関内とんちゃん)|横浜・関内

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神戸長田区にある平壌冷麺の名店の味を受け継ぐ横浜店(兵庫・大阪で数店舗のチェーン展開をしています)。ただし表側が「関内とんちゃん」というホルモン焼肉店になっているので、横浜店はネット検索ではあまりヒットしません。東京進出の際、港区東麻布に店があったのですが、現在はこちらに移転して営業しています。

神戸の本店では、地元コリアンの人々のソウルフードとでもいいたいくらい、創業の歴史に裏打ちされた後を引くようなめちゃめちゃのおいしさに感銘を受けました(お店のある地域は、神戸の震災で甚大な被害を受け、復興したところです)。噛み切れるくらいのほどよい固さのそば粉入りの手打ち麺と、関西の人々好みでもあるとおぼしきあっさり薄味の肉スープのハーモニーがすばらしく、本場の冷麺ってコレなんだ!と、目からウロコの思いが。何を隠そう、私が冷麺の魅力に目覚めたきっかけになったのは、このお店なのです。

さて、関内の店も、その場で作る手間かけた手打ち麺や、トンチミ(水キムチ)だけのあっさりスープは健在。ただ単に好みの問題かもしれないけれど、この日はスープの味がやや酸っぱすぎる感じ(酢を入れなくても十分なほど)がして、これは関東人向けに味を濃く変えたのか、それとも夏仕様なのかな?と、一瞬、はてなマークがよぎりました。また、本店や東麻布時代のそば湯のサービスがなくなったのが残念。ただし冷麺の価格は850円と手ごろで、ホルモン・焼肉が値段も安くておいしそうでした。

元祖平壌冷麺屋 (関内とんちゃん)
神奈川県横浜市中区住吉町3-36-6 住吉ビル1F
Tel. 045-651-2985
http://www.hotpepper.jp/strJ000214744/
■営業時間:ランチ11:30-15:00、ディナー17:00-24:00
■定休日:日

平壌冷麺 食道園 蒲田店|蒲田

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盛岡に本店のある冷麺の老舗。「盛岡冷麺物語」(小西正人著・繋新書)によると、こちらが盛岡冷麺の発祥のお店なのだとか。同書では、冷麺で有名な咸興出身で日本国籍を取得し、今は故人となった先代が、故郷の味を思い出しながら苦労して作り上げた冷麺が、やがて盛岡冷麺として市民権を得る過程が描かれています。

看板では「元祖・平壌冷麺」となっていますが、そば粉を使わない、小麦粉とじゃがいものでんぷんの麺は、正確には平壌冷麺とも咸興冷麺とも違うタイプ(平壌冷麺の名称については、先代がイメージのためにと付けたのだそう)。朝鮮料理研究の一人者である鄭 大聲さんは「邪道」としつつも、「その土地の食文化として定着したのなら本物」とおっしゃっています。私もその意見に賛成です。日本のカレーやラーメンだって、同じ経緯で今のように発展したわけですから。

本場の冷麺をお手本としている反面、牛骨と鶏がらのきいたスープや小麦粉入りの手打ち麺(その場で打ったものです)、そしてトッピングの生ネギが、どこか昔風な日本のラーメンの味わいをほうふつとさせます。盛岡、ひいては日本人にはぴったりとくる味です。たとえ舶来の料理でも、別の場所に根付く過程で、自然とその土地の空気や水、そして住むの人々の嗜好を反映して変わっていくものなのでしょうね。

値段は普通盛り780円(これで十分でした)で、コストパフォーマンスはいいです。しかもサービス期間中は、ホットペッパーのクーポン持参でさらに100円引きになるようでした(とってもお得です)。家族経営の町の食堂風な、温かくほんわかした雰囲気もステキです。

平壌冷麺 食道園
東京都大田区西蒲田7-64-8
Tel. 03-3734-8951
http://www.hotpepper.jp/strJ000762284/
■営業時間: 月-金:11:30-翌1:00(L.O.翌0:30)、土・日・祝:11:30-23:00(L.O.22:30)
■定休日: 不定休

第一神宮 麻布店|麻布十番

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青山に本店のある、最高級黒毛和牛で知る人ぞ知る高級焼肉店。セシウム騒ぎで焼肉店が風評被害をこうむっている中で、こちらのお店はほぼ満席でした(もっとも肉の流通などに信頼のある店は、騒動もあまり関係ないのかも)。メニューの中の上等な肉はそれなりの価格ですが、カルビやホルモンをメインにすればそれほど高い会計にはなりません。たっぷり目の肉の盛り方からしても良心的な方かと。

さて、そんなお店の冷麺1000円も、焼肉に違わずなかなかのおいしさ。麺が最初からカットしてあって、短いのであれっと思いますが。スープは牛骨か、そのままではややクセがありましたが、酢を少し入れるとおいしくなりました。

第一神宮 麻布店
東京都港区六本木5-12-21
Tel. 03-3505-0171
http://r.gnavi.co.jp/a921300/
■営業時間: 月-土:17:00-24:00、日・祝:17:00-23:00
■定休日: 無休

東京苑|赤羽

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何気にコリアン・レストランの多い北区。こちらはJR赤羽駅東口のOK横丁というレトロな一角にある、家族経営の小さな老舗焼肉店で、お店のオモニというよりハルモニ(おばあちゃん)がそば粉を練るところから作り始める、正真正銘の手打ち冷麺(小800円、大1000円)が食べられます(席によって、厨房でおばあちゃんがひとつひとつていねいに冷麺を作っている工程も見られます)。

オレンジの輪切りのトッピングが斬新?な完成品の冷麺は、大手の焼肉チェーンのものとはまるで違う風情(オレンジも、冷麺のスープに意外と合います)。ガラスの容器など、日本人にとってはまるで田舎のおばあちゃんが作ったひやむぎを思い出させるような、どこか懐かしい、昔ながらの家庭的な素朴さがあり、それはそれでとても希少な一品に思えるのです。スープの味もやさしく、おばあちゃんの労をありがたく思いながらいただきました。黒毛和牛を使った焼肉も、安くておいしいですよ。

東京苑
東京都北区赤羽1-18-7
Tel. 050-5831-3570
http://www.hotpepper.jp/strJ000146203/
■営業時間: 月-金:11:30-翌1:00(L.O.翌0:30)、土・日・祝:11:30-23:00(L.O.22:30)
■定休日: 第2月

味香苑|三河島

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荒川区三河島には、大久保や東上野のような繁華街とは違った、住宅街に面する静かな昔ながらのコリアンタウンがあります。界隈には「焼肉」と看板に掲げた韓国・朝鮮料理店が点在。ただし冷麺はメニューにはあるものの、看板に冷麺の名前を出しているお店はほとんど皆無です。

三河島駅の改札すぐ横にあるこちらは、おそらくニューカマーの経営者による、中国東北部の吉林省内にある延辺朝鮮族自治州の料理(延辺料理)を提供する店。外の看板に冷麺の写真を載せている、界隈では数少ない店舗です。中国のコリアンによる料理は、韓国朝鮮の料理とは少し違っていて、羊肉串のほか、中国東北系のこってりした炒め物料理が含まれます。

延辺冷麺と呼ばれることもある彼らの冷麺は、見かけは似ていても、スープが冷やし中華のたれのように甘いのでちょっとびっくり。盛岡冷麺が日本ナイズされた冷麺であるのと同じように、中国ナイズされた冷麺なのかなぁなどと思いをめぐらしました。文化体験としてはおもしろかったです。

ただ、サイトには「麺にとうもろこしの粉を使用」とあって期待していたのですが、実物は色からして違うので、それは残念でした。1000円也(この値段からホットペッパーのクーポンで10%オフになりました)。ちなみに延辺料理の店は大久保や池袋、赤羽、横浜などにもあり、最近増える傾向にあるようです(延辺から来日する人が増えたということでしょうか)。

味香苑
東京都荒川区東日暮里6-1-1 石巻ビル2F
Tel. 03-3802-6470
http://www.hotpepper.jp/strJ000763540
■営業時間: 11:00-14:00、17:00-翌05:00
■定休日: 無休

千里香|大久保

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東京最大の大久保のコリアンタウンの中にも、中国東北地方の朝鮮族の料理店がいくつかあり、冷麺を提供しています。「千里香」は、その中でもメニューに気合が感じられる、おすすめの一軒。こちらでは、お店の名物である羊肉串などとともに、そば粉の冷麺と、現地から取り寄せている、中国東北地方風の黄色っぽいとうもろこし麺の延辺冷麺が食べられます。

「千里香」の詳しいリポートはこちら

千里香 (せんりこう)
東京都新宿区百人町1-17-10 細野ビル2F
Tel. 03-5338-6918
http://r.gnavi.co.jp/b654500/

■営業時間:11:00-翌5:00
■定休日:無休

鳳仙花(ほうせんか)|麻布十番

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韓国大使館と民団中央本部のある麻布十番は、昔から韓国料理店の多い街。ビルの建て直しでこじゃれた街になりましたが、かつては大阪の鶴橋のごとく?周辺の焼肉屋から煙たなびくような庶民派だったものでした。でも今では、2010年6月のサッカー・ワールドカップの際に韓国の準々決勝戦を鑑賞しようとこの界隈の韓国料理店を回っても、どこもひっそりと店じまい...といった状況。というわけで、大久保にすっかりお株を奪われてしまったようですが、サムゲタン(「グレイス」)をはじめ、韓国料理の最先端を日本に初めて紹介したのはこの街なのです。

こちらの店も、1963年創業の麻布十番の老舗韓国料理店のひとつ。鍋物が人気ですが、冷麺に関してもこの界隈で数少ない手打ち麺を提供しています。普通においしくいただけますが、写真をご覧の通りかなり日本ナイズされています。麺は店の女の子いわく小麦粉を使用とのことですが、その弾力からでん粉がかなり入っているかと。1260円プラスお通し代。コストパフォーマンスと本場らしさでは大久保の店の方が上といえましょうか。

鳳仙花
東京都港区麻布十番2-21-12 麻布コート1F
Tel. 03-3452-0320
■営業時間: 17:00-11:00(LO)
■第1・第3月

モランボン 本店|府中

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「モランボン」といえば焼肉のジャン。おそらく日本でもっとも成功したコリアン系食品メーカーでしょう。料理研究所や調理師専門学校を設立し、店で出すキムチも自家製などこだわりを持っている点で、その直営店であるレストランも外せない訪問ポイントです。

冷麺(生めんが商品化もされています)の麺は、そば粉、でん粉、小麦粉のほか、酒精、かんすいを配合しているとのこと。それに、甘みの少ないさっぱり味の肉スープ。店では焼肉のシメ程度の扱いなのか、メニューでも特にPRしていないようですが、値段の割にボリュームがあり、普通においしいです。900円也。

モランボン 本店
東京都府中市府中町1-7-2 さくら食品館5F
Tel. 042-365-4121
http://www.moran-bong.com/honten/index.html
■営業時間: 月-土 11:45-15:00(LO14:30)、17:00-23:30(LO22:50)、日・祝 11:45-23:30(LO22:50)
■定休日: なし


※今後も、街歩き、口コミ等でおいしい冷麺のお店を見つけたらリストに追加していきます。


※冷麺の味については、あくまで個人の好みに基づいた感想なので、参考程度にしていただけばと思います。店選びのポイントは以下の通りです。

■その場で手打ちした麺を使用(そうでない場合もあります)。
■スープに極力、調味料を使っていない。
■スープや器がしっかり冷えている。氷は極力入れていない。

※本場の冷麺について→奥深い韓国・朝鮮の冷麺(現地リポートあり)


profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki


e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。

2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、食で日本と世界を相互につなぐ社会貢献をモットーに活動。
プロフィール詳細
著作: 「しらべよう!世界の料理」全7巻 (ポプラ社 2017)


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コメント

冷麺は年中食べられるものでもないですか?
韓国では。

  • 柴原
  • 2010年11月15日 04:34

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