2010年05月24日


ごはんの上に梅干しを乗せた、日本人にとってはあまりにもなじみ深いお弁当。これこそまさに「元祖・国旗弁当」というわけで、外国の方に改めて紹介する意味で、改めて作ってみました。
おかずは、とんかつ。ベタですが、日本がワールドカップのゲームで「勝つ」ように願いをこめたゲン担ぎです(笑)。余談ながら先日、府中にある東京競馬場のレストラン街に行った際、どのお店にもとんかつのメニューにあって(もちろんレースの賭けに勝つように)、「お?これは、ワールドカップの日の丸弁当にもぜひ添えねば」と思い立った次第。
さて、日本が誇る日の丸弁当ですが、ごはんに梅干だけという、お昼には正直、物足りない食材。現在では他におかずを付けるのが当たり前になっていますが、かつては職人さんを中心に、本当にお昼はこの日の丸弁当だけだったこともあったようです。まず「栄養が偏りそう」だと思ってしまいますよね。
ところが、樋口清之さんの著書「梅干と日本刀」(祥伝社)によると、"日の丸弁当は超合理的な食品"という見出しで、ごはんと梅干の組み合わせが、いかに理にかなったものかを次のように説明しています。つまり「米は酸性食品であり、これだけでは欠点を持っているが、全体のほんの1%の梅干が胃の中で99%の米を中和し、米のカロリーは食べたほとんどが吸収される役割を果たす。すなわち日の丸弁当は、食べてすぐエネルギーに変わる、労働のための理想食なのだ。...足りないビタミンは夕食時に補えばよいのである」。
なるほど。日本人の長年の生活の知恵なのでしょうか。日の丸弁当、侮りがたし、です。
【日本(日の丸)弁当】レシピ (グループE)
日の丸弁当は、お弁当箱にごはんを詰め、中央に梅干を飾ったものです。お好みでゴマシオ(黒ゴマ&塩)を振りかけることも。
とんかつは、今回は油で揚げずに、フライパンで空炒りしてきつね色にしたパン粉に油を少し含ませて、小麦粉+たまごを付けた豚肉に衣としてまぶし、オーブンで15分ほど焼いてみました。この方がカロリー摂取が少なくてすむと思います。
参照
→日本料理について
モットーは「食は最高のコミュニケーション手段のひとつ」。言語や習慣の違いを越えて"おいしい!"で人と人をつなぐ世界の料理の魅力を広めたい思いから、珠玉の料理を求めて、拠点の東京をはじめ、日本全国・世界各地のレストランや食スポット等を取材で飛び回っております。
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