2010年04月01日


※残念ながら2010年11月に閉店しました。
【六本木】飯倉交差点近くのビルに2009年9月にオープンした、こじんまりとした南アフリカ専門ダイニングバー。南アフリカ料理と南アフリカ産ワインが楽しめる本格派です。
2010年6月に南アフリカではサッカーのワールドカップが開催され、日本代表も大躍進したのが記憶に新しいところですが、それに合わせたタイミングいいオープン。南アフリカをこよなく愛し、今も現地を往来している日本人男性の店長さんと、南アフリカ人のスタッフによる、南ア人には本場らしくて懐かしい感じという、自然の木の温もりに癒され、ゆったりとくつろげるバーです。
店長さんとは、今年初めに大使館のパーティーで職員の方に紹介されて偶然に知り合い、お店に何度か通わせていただきました。六本木に南アフリカ料理店と聞いたときには興奮したものです。何せ、実質、こちらは日本初の南ア料理店なのですから!(笑)。

↑イギリスのカンバーランドソーセージにカタチの似たブルボース(本来はぐるぐる巻きのソーセージだが、お店で出されるときはカットしてある)と、オランダ起源と思われる、小さなダッチオーブンに入った煮込みシチューのポイキーコース。料理はやや小ぶりなお皿で800円?1200円くらい。
↑トマトがたっぷり入ったダーバンカレー(付け合せはターメリックライス)とサモサ。南アフリカ第3の都市であるダーバンは、インド以外では世界最大のインド人の街なのだそうだ。
↑オランダ起源のマルヴァ・プディングや、ケーキ類など、デザートもなかなか充実。右写真は南アフリカのビール。
↑南アフリカはすでにワールドカップのムード。特産のワイン(写真はネダバーグのW杯オフィシャルワイン)や、「アマルーラ」という南ア産の甘いクリームリキュールにも、ワールドカップ仕様のラベルが登場している。
↑そして、お店に置かれたグッズや、看板も、すでにワールドカップ・モード(笑)。
ワインのおいしいことで知られる南アフリカですが、こちらの南アのワインのストックは50種以上と、さすがに気合が入っています。一方、お料理の方はさほどメニュー数が多いわけでなく、あくまでワインやお酒が主流といった感じですが、南アフリカの名物料理は一通りそろっています。
たとえば、「ペリペリチキン・ウィング」(Nando'sという南ア産のスパイシーソースを使ったチキンのグリル。マカオの名物料理「アフリカンチキン」の原型と思われる。大航海時代にポルトガル人がもたらしたものだろう)や、「ボボティー」(トップ写真。マレー料理のテイストとがもとになった南アフリカ風ミートローフ)、「ブルボース」(ブラーイと呼ばれる南アフリカ式バーベキューに欠かせない、スパイシーなソーセージ)や、イギリス風の「フィッシュ&チップス」、オランダ風の「ポイキーコース」、インド風の「ダーバン・カレー」や「サモサ」などなど...。
現在の南アフリカは、ケープタウンのあるケープ州を中心に、アフリカ土着の民族料理に加えて、大航海時代に喜望峰に立ち寄ったポルトガル人、新天地に入植した、オランダを中心にしたドイツ、フランスなどのプロテスタントのヨーロッパ人(アフリカーナー、ボーア人と呼ばれる)、旧宗主国のイギリス人、そしてオランダ、イギリスの他の植民地から奴隷として連れて来られて食卓を担っていたそれぞれマレー(主にインドネシアのジャワ島)人、インド(主に南インド)人...と、料理の起源はバラエティ。それらの文化が混ざり合ったところが、多民族国家・南アらしさといえそうです。
ワインはボトルのほかグラスでも飲め、1杯600円?と良心的。チャージ等もなしです。ホッと安心するような(笑)にこやかな店長を頼って、女性一人のお客さんもよくいらっしゃるそうですよ。
お店には大型液晶モニターが設置されているので、料理やワインを楽しみながらサッカーはもちろん、スポーツ観戦ができます。近所にはドイツ人オーナーの経営によるドイツビールのおいしいバー「バーンズバー」や本格派ブリティッシュパブの「ホブゴブリン六本木」があったりして(どちらももちろん大型液晶モニターあり!)、六本木の飯倉交差点界隈はW杯開催時のサッカー好きにとって、なかなか魅力的なスポットになりそうです。
参照
→南アフリカ料理について
ゴールデン・ライオン
東京都港区六本木5-18-1 PURE六本木4F
http://www.goldenlion.jp/
■営業時間 Open: 17:00?翌5:00
■定休日 Close: 無休
モットーは「食は最高のコミュニケーション手段のひとつ」。言語や習慣の違いを越えて"おいしい!"で人と人をつなぐ世界の料理の魅力を広めたい思いから、珠玉の料理を求めて、拠点の東京をはじめ、日本全国・世界各地のレストランや食スポット等を取材で飛び回っております。
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