アメリカ弁当 America Bento
トマトケチャップ&チップスで
アメリカの「星条旗」弁当。頭をひねりまくった末の?創作風料理です。白身のオムライスに、アメリカ生まれのトマトケチャップをストライプ状に飾り、左上の星の部分には、同じくアメリカ発祥のポテトチップス(紫いもを使用)&マヨネーズをトッピングしました。ふうっ。
星条旗(英語でStars and Stripes。国歌の名前でStar Spangled Bannerと呼ぶことも)のデザインの意味は、赤は勇気、白は真実、青は正義を、縞模様は独立当時の13の入植地を表し、星は現在の州を表しているそうです。
ちなみに六本木にある星条旗通りは、近くにある米軍の機関紙「Stars and Stripes」(星条旗新聞)の支社に由来しています。
【アメリカ弁当】レシピ (グループC)
■材料
<白身のオムライス & 紫いものチップス>
Omelette Rice with White Egg & Purple Potato Chips
・たまご3個(白身と黄身に分けておく)
・ごはん 茶碗1杯
・たまねぎ 半個(みじん切り)
・コンビーフまたはポークランチョンミート 適量
・トマト 半個(みじん切り)
・ピーマン 1個(みじん切り)
・塩 適量
・こしょう 適量
・油 適量
・トマトケチャップ 適量
トッピング
・トマトケチャップ
・マヨネーズ
・紫いも 出来合いのチップス。自家製でもOK)
1.オムライスの中身のごはんを作る。フライパンに油をしき、たまねぎを透き通るまで炒め、溶いたたまごの黄身、さらに野菜やコンビーフを加える。
2.1にケチャップと塩、こしょうで好みの味に味付けする。
3.別のフライパンで、溶いたたまごの白身を薄焼きする。
4.お弁当箱にたまごの白身が表面になるようにオムライスの中身を詰める。
5.お弁当箱の左上に紫いものチップスを四角く乗せ、マヨネーズで星型を散らす。
6.トマトケチャップでストライプ状の模様を描いて、できあがり。
TIPS&ひとこと
※マカロニ&チーズか、ニューイングランド・クラムチャウダーくらいしか白い色のアメリカ料理が思い浮かびませんで、今回は創作風料理になりました。ご了承を。アメリカが生んだ世界的な調味料トマトケチャップを使いたくて、それにもっとも合う料理のひとつということで、オムライスにしました。以前、アフガニスタン人の方から料理を習ったときも、「トマトケチャップは便利よ?」なんておっしゃっていて、そのワールドワイドな浸透度に改めて驚いたものです。
※なお、ケチャップ自体は、東南アジアの魚醤を起源に生まれたものだといわれています。それがイギリスに渡って、ウスターソースの誕生の元となり、さらにアメリカに渡ってトマトを使ったケチャップが誕生した次第。現在では、ケチャップ=トマトケチャップというイメージが強いですが、たとえばフィリピンにはバナナのケチャップなどというものもあります。
※オムライスの中身に使う具は、上記以外にチキンライスや、ありあわせの加工肉や野菜で結構です。アメリカらしく?冷凍野菜のグリーンピース&にんじん&コーンを使ってもよいかも。
※ポテトチップスは、もちろん本来はじゃがいものチップスなのですが...。で、紫いものチップスを今回は手作りしてみました。「電子レンジでチンして油を使わずチップスができる」という便利グッズがありまして、これだとものの10分足らずでおいしくてヘルシーな野菜チップスができます。器具は500円也(笑)。
参照
→アメリカ料理について
e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。
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