2009年06月23日

グレゴリー・クータンソー?フードフランス|ラ・ロッシェル(ポワトゥー=シャラント)

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洗練された"漁師料理"

【表参道】6月13日から23日まで、表参道のレストラン「ブノワ」で再開したフードフランスの今シーズンの第一弾(「レ・フロ」のグレゴリー・クータンソー)のランチにうかがってきました。

フランスの若手シェフを紹介する、アラン・デュカスによる"フードフランス"の東京会場が、昨夏再オープンした「ブノワ」に復帰。新たなスタートを切りました。

今回のグレゴリー・クータンソー氏は、ミシュラン2つ星を獲得したお父様のもとに育ち、一度は大学に進学して医学部を志したものの、レストランの道に戻ったという変り種。若干22歳でフランス西部ポワトゥー=シャラントのラ・ロッシェルにレストランをオープンし、その3年後にはレストランガイド“シャンペラール”から最優秀若手料理人に選ばれた実力派でもあるそうです。

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大西洋・ビスケー湾の入り江にあるラ・ロッシェルについては知らなかったのですが、古くから塩やワイン、スパイスなどの貿易港として開かれた港町で、漁港としても重要な役割を果たしてきたほか、現在はリゾート地としても観光客を集めているとか。16世紀の宗教戦争に関連した「ラ・ロシェールの包囲」の舞台になったところでもあるそうですね。

グータンソーさんのお料理には、そんなラ・ロシェールの歴史的・文化的背景が映し出されているようでした。フランスの若いシェフには珍しく、郷土色が豊か(それが逆に、今ひとつ冒険に欠け、新しさがないともいえるのですが...)。これも故郷への愛情ゆえなのでしょうか。

特に、前菜のカレー風味の貝や、日本のどこかの港町にもありそうな、漁師料理をおしゃれに洗練させたところが印象的でした。


ブノワ
東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山10F
Tel. 03-6419-4181
http://www.benoit-tokyo.com/

■営業時間:ランチ11:30-14:30 (L.O.)、ディナー17:30-21:30 (L.O.)、カフェブノワ11:30-21:30 (L.O.)
■定休日:無休



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profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki


e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。

2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、食で日本と世界を相互につなぐ社会貢献をモットーに活動。
プロフィール詳細
著作: 「しらべよう!世界の料理」全7巻 (ポプラ社 2017)


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