2009年06月08日

世界一幸せな国・ブータンのお料理会+α

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世界一幸せな国の世界一辛い料理

2009年6月7日、都内にて「世界一幸せな国・ブータンのお料理会&アジアのドリンク・テイスティング・パーティー」を開催、およそ50名の方にご参加いただき、おかげさまで盛会のうちに終えることができました。以下はそのリポートです。


ヒマラヤの小国ブータンは、「国民総生産量(GNP)よりも国民総幸福量(GNH)が大切」と、国王自らが提唱する国。一説には「世界一幸せな国」として世界から注目を集めています。そして、その料理にはとうがらしを多用するところから、「世界一辛い料理」といわれることもあるようです。

今回は、20回の渡航歴、在住経験を含めて約20年もブータンと関わりを持ち、TV・雑誌のコーディネーターとして活躍中の久保淳子さんと、日本に20人しかいないというブータン人(お国では上級国家公務員)のひとり、カルマさんをお招きして、ブータンのお料理をいただきながら、ブータンのことをうかがいました。

ブータンは仏教国であり、人々の顔立ちや伝統的な衣装、そして気候や植生が驚くほど日本と似ているといわれています。ポロシャツ姿で現れたカルマさんも、最初は誰もが日本人かと思ったくらい(笑)。しかし民族衣装を身に着けると、まさにブータンの人なのでした。

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お料理の方は、ブータンの典型的な食事として、パクシャ・パ(豚肉と大根、青野菜、とうがらしの煮込み)と、ケワダツィ(じゃがいもとチーズ、とうがらしの煮込み)、ホゲ(山椒と野菜、とうがらし、カッテージチーズの和え物)、そして、貴重なブータンの赤米、ブータンなどヒマラヤ諸国でポピュラーな飲み物バター茶を作ってみました。

全体的に、ブータンのイメージにぴったりな素朴な味わいのお料理。日本の田舎料理を思い出しました。しかしながらとうがらし(これもブータン産)がたっぷり入っていることから、辛いのが特徴的。ブータンで食べるのと変わらない味、と久保さん、カルマさんからお墨付きをいただきましたが、実際は「世界一辛い料理」というほどではなかったです(テレビのブータンの特集番組では、必要以上に、とうがらしを入れてと指示されたとの裏話も...)。個人的には、山椒とカッテージチーズ、とうがらしを合わせた、何ともさわやかな味わいのホゲが斬新な印象でした。

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また後半は、ブータンのお料理&飲み物に加えて、アジアの飲み物の特集も。紅茶王国・スリランカの紅茶の専門家ヴェル・カルナモルティさんをお招きしての各種スリランカ紅茶の飲み比べと、マイケル藤井さんによるアジアの珍しいお酒のテイスティング、そしてブータンの民族衣装のデモンストレーションを体験していただきました。笑いのたえない楽しい会になり幸いでした。

ゲストのみなさま、スタッフとして協力してくださったみなさま、そして会においでくださったみなさま、どうもありがとうございました。

ブータン料理について


profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki


e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。

2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、食で日本と世界を相互につなぐ社会貢献をモットーに活動。
プロフィール詳細
著作: 「しらべよう!世界の料理」全7巻 (ポプラ社 2017)


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