2008年11月17日



※閉店しました。
【大山】東武東上線・大山駅の商店街を通り抜けた川越街道沿いに、2008年9月にオープンした中国・内モンゴル料理店。
週末には、歌手でモンゴルの楽器ホビス奏者でもある女性店主サランさんによる、モンゴル民謡のライブも楽しめます。
フロアは靴を脱いで座敷でいただくスタイル。同じ東アジアの私たちにとっては何となく落ち着きます。モンゴル料理の店は都内にけっこう増えましたが、こちらは女性オーナーらしい家庭的な雰囲気が特徴的です。
お料理の方も内モンゴルの家庭料理風。お手ごろ価格な上、品数が豊富でした。上写真はチャンスンマハ(羊の骨付き丸ごと塩茹で)。たっぷりの塊で900円というお値段。肉の臭みがしっかりと抜いてあり、苦手なはずの脂身ともども、とてもおいしくいただけました。


↑塩辛い羊の干し肉揚げ800円。揚げたてがおいしく、牛乳酒や馬乳酒に合う。右写真はモンゴル風チヂミのゾールムッグ500円。具が何とも素朴。


↑左写真はジォンジという、小麦粉を薄くのばして油を塗って蒸したもの(写真右)450円。ハルシュルという羊肉スープ(写真左。300円)に入れて食べるのが伝統的なスタイルだという。
右写真はナンと野菜を炒めたツィワンという料理700円。これも初めていただいた。


↑左写真は、羊の骨付き丸ごと焼いたシャルスンマハ1100円。この日はスタッフの方から、先のチャンスンマハやシャルスンマハの残りの肉をモンゴル式ミルクティーのスーウーテツァイに浸すという、ちょっと衝撃的な?食べ方を教わった。モンゴルの朝食の定番なのだという。それにしても、羊の臭みがまったくなくて何とおいしいのだろう...。


↑モンゴルのデザートの数々。写真左にある、タリンエール特製のヨーグルトデザートはおそらく創作。手前のトッピングは、非常に硬いモンゴルのチーズ。右写真は内モンゴルのお酒の数々。チンギスウォッカや牛乳酒、馬乳酒、ミルク酒など、実にバラエティ。


↑サランさんの見事な演奏。モンゴルの草原で鍛えたという歌声もすばらしい。出張演奏も承るそうだ。大山駅から徒歩7分ほど。川越通り沿いに突如現れる、手作り風の現地チックなブルーの看板がひときわ目立つ。店内ではモンゴルの民族衣装を着て記念撮影できたり、馬頭琴やモンゴル語教室を開催していたりと、至れり尽くせり。
東上線沿線の板橋区、豊島区界隈には、家賃の安さもあって中国などアジア系の方が多く住んでいるそう。最近は、池袋駅西口に自然発生(?)した中国料理店街とはちょっと一線を画した、もっとローカルで個性的なお店もちらほら現れています。たとえば、5月に立教大学近くにオープンした、山東省や河北省の文化が混ざっているといわれる内モンゴル東部の料理が得意という「ボルグ」もそのひとつ。今後は大山にモンゴル麺のお店がオープンする予定もあるそうで、何だかワクワクしてしまいますね。
ちなみに、モンゴル料理とひとことでいっても、モンゴル国(旧モンゴル人民共和国)と中国の内モンゴルの料理は、羊をよく食べるという共通点はあるものの、ちょっと違いがあるよう(もっとも、1990年に社会主義が崩壊してからは、随分、差がなくなってきたともいわれますが....)。後者は漢民族の影響を受けていて、単に羊肉や乳製品の料理だけではなく、意外と食材がバラエティで飽きがきません。
「タリンエール」にも、初めて知った珍しい料理がちらほら。なので、今回はそちらを優先して、ボーズ(モンゴル風肉まん)やホーショール(羊肉の揚げ餃子)といったモンゴルのメジャーな料理は、あえなくパスすることにしました。ぜひ再訪した際にはいただいてみたいと思っています。
いろいろな料理をいただきたいときは、大勢で出掛けるのがおすすめですよ。
参照
→モンゴル料理について
タリンエール
東京都板橋区大山町55-2
■営業時間:11:00?14:30.ディナー18:00 ?23:00
■定休日:なし
モットーは「食は最高のコミュニケーション手段のひとつ」。言語や習慣の違いを越えて"おいしい!"で人と人をつなぐ世界の料理の魅力を広めたい思いから、珠玉の料理を求めて、拠点の東京をはじめ、日本全国・世界各地のレストランや食スポット等を取材で飛び回っております。
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