2008年11月20日

カラバッシュ「ケニア・ウィーク」

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オバマ米新大統領のルーツの料理

【浜松町】アフリカ料理レストラン「カラバッシュ」で11月8日から15日まで開催された「ケニア・ウィーク」にお邪魔しました。

アルジェリア、ウガンダに次ぐ旅行会社「道祖神」の創業30周年を記念する、アフリカ国別特集の第3弾。初日にはケニア大使館付シェフ、ロバート・オソゴさんによるケニア料理の提供・レクチャーなどが開催されました。

ケニアといえば、今月、アメリカ合衆国の新大統領に選出されたバラク・オバマ氏のお父さんの故郷でしたね。ケニアではこの大統領選出にあたって、国民の祝日になったほど国をあげてお祝いされたそうです。

オソゴ・シェフは、オバマ氏の父方のおばあさんと同じルオ族の出身とのことで(オバマ氏自身もケニアではルオ族出身とされている)、今回のお料理は、いうならば、アメリカ新大統領のルーツの料理といえそう。

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ケニア料理のワンプレート・ディッシュ。上から時計回りに、ケニア風サモサ、スクマキャベツの代わりのほうれん草のクリーム煮、ンゴンベスープ(ケニア風ビーフシチュー)、チャパティ、カチュンバリサラダ、そしてモキモ(マッシュポテトとビーンズ)。かつて同じ英国領で労働者がケニアに移住したインドの料理の影響もうかがえる。

ケニアにはざっと42の部族がおり、最近は、全国どこでも統一された料理になりつつあるそうだが、本来はそれぞれの部族ごとに料理のスペシャリティがあったそう。このお皿の中では、モキモがルオ族の代表的な料理のひとつだという。

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会場にはケニア大使館の方々もおいでだったのですが、「オバマさんがアメリカの大統領に選ばれておめでとうございます」と声をかけたら、とても喜んでいらっしゃいました。ルオ族出身の大統領はケニアでもまだ誕生していないからのようです。"アメリカ初の黒人大統領"なんていわれていますが、世界的な視野で見るとそれだけでないのですね。

さて、今回の料理は、ケニア料理にしてはかなり洗練された部類だったと思いますが、ほとんどが日本で普通に手に入る食材で代用可能なものでしたので、家庭でもトライできそう(味もおいしいですよ!)。飲み物は、インド、中国に次ぎ、スリランカを抜いて世界第3位の生産量になったというケニア産紅茶がぴったりです。

参照
ケニア料理について
ケニア大使館提供によるケニア料理のレシピ1


カラバッシュ
港区浜松町2-10-1 浜松町ビルB1
Tel. 03-3433-0884
http://www.calabash.co.jp/

■営業時間 Open: 月?金11:30-14:00、18:00-23:00(L.O.22:00)、土18:00-23:00(L.O.22:00)
■定休日 Close: 日祝



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profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki


e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。

2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、食で日本と世界を相互につなぐ社会貢献をモットーに活動。
プロフィール詳細
著作: 「しらべよう!世界の料理」全7巻 (ポプラ社 2017)


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