2008年07月11日


【表参道】レストラン「ブノワ」で開催されたフードフランス08-09シーズンの第3弾、ローヌアルプ地方のミシュラン2つ星レストラン「ラ・ブイット」のルネ&マキシム・メイユール父子による料理をランチでいただいてきました。
スキーシーズンや夏の避暑地としてにぎわうフランス屈指のリゾート地・アルプスにアットホームなオーベルジュを構えるお二人。アルプスの山中で自ら集めたハーブやきのこに、各地の厳選された肉やシーフードを組み合わせた料理を発展させ、父子二人三脚で2008年に見事、ミシュランの2つ星を獲得しました。
...と、まるで料理界の"巨人の星"のような話なのですが(笑)、父が息子に試練を課したというよりは、もともと父親のルネさんやっていた食堂風な店に、実力のある息子のマキシムさんが加わって世界のセレブリティをうならせる名店に育てた、というのが事実のよう。それにお父さんは50代、息子さんも30歳になったばかりと、お二人ともまだお若いのです。
さて、お料理の方は、ローヌアルプの伝統的なサヴォア料理というよりは、土地の素材を活かしながらも、場所にこだわらず良質な食材を求めた新しい感覚のもの、といえそう。彼らのレパートリーには、カマルグの"塩の花"(フレール・デ・セル)と日本の柚子の皮を細かく散らした"ホタテ貝のレモン塩風味"(トップ写真)という、アルプスらしくないシーフード料理もあります。


↑へぇ?、と思わず目を輝かせたくなるような、串やスプーンに彩られた楽しげなアミューズ(左写真)。中央はサヴォアのチーズ。続いて、切りたての薄いメロンで仕立てたカルパッチョ(黒いツブツブはオリーブの実を焼いて砕いたもの)と、フロマージュブランが登場。フレンチアルプスの初夏のような、さわやかで健康的なお食事の幕開け。


↑続いて肉料理のメイン、"地鶏胸肉、グリーンピースのムースと、その代わりの料理"仔牛のグリル"。地鶏はフランス産。肉もさることながら、たっぷりと添えられたクリーミーなグリーンピースのムースがとてもおいしかった。お料理は全体的に新鮮なグリーンの印象。食材は各地からきたものでも、アルプスのイメージをしっかりと刻み込ませてくれる。


↑デセールは"温かいムース・オ・ショコラ、マスカルポーネのソルベ"。右写真はこれまた楽しげなミニャルディーズ。ほどよい甘さにうっとり。ボリュームたっぷりなのだが、余裕で完食。
と、おいしくいただいたあとの感想は、「2つ星レストランは何かが違うなぁ...」。3つ星のときも同じように感じたのですが、レストランの設備やサービスの質などを除いても、おいしかった?で終わらず、余韻が長いのです。いたって感覚的なものだと思うのだけれど、あれは一体何なのでしょうね。
***
さて、次回の「フードフランス」は、10/2-7に開催。ブルゴーニュにある「オテル・ド・ラ・ポスト」のフレデリック・ドゥーセ氏が登場します。フランスのグルメの里からどんなお料理が...?秋の到来が楽しみです。
ブノワ・東京
渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山 10F
Tel. 03-5468-0881
http://www.benoit-tokyo.com/
■営業時間:ランチ 11:30-14:30(LO)
カフェ ブノワ 11:30 - 22:00pm(LO)
ディナー 17:30 - 22:00(LO)
■定休日:無休
モットーは「食は最高のコミュニケーション手段のひとつ」。言語や習慣の違いを越えて"おいしい!"で人と人をつなぐ世界の料理の魅力を広めたい思いから、珠玉の料理を求めて、拠点の東京をはじめ、日本全国・世界各地のレストランや食スポット等を取材で飛び回っております。
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