2008年07月29日


【茅ヶ崎】湘南にあるインド料理レストラン。フレンチからスタートし、その後、インド料理レストラン「モティ」六本木店で修行をされた経歴を持つ柴田シェフのお店です。
写真はシーフード・ララという、カジキマグロとエビの中辛カレー。カルダモンなど新鮮なスパイスの香り高い、サラリとヘルシーで、繊細な味わいの一品でした。
でも単品のカレーもさることながら、セット(コース)全体のハーモニーがすばらしい。サラダの何ともフレッシュなドレッシングや、モチモチのナンといったサイドディッシュにも手抜かりがありません(インド料理ひとすじのシェフでは、なかなかここまでこだわれないかも)。オリジナリティがあり、料理の色彩がきれい。食べ終えたあとでおいしかったなぁ...と、いつまでも余韻が残るようでした。


↑ランチセット(Aセット)は、数種のカレーから1品と、ベジタブルカレー、ナン、ライス、アチャール、サラダ、食後のドリンク(チャイかハーブティー)、そしてミニャルディー(?)のビスケット付きで1580円。お店自慢のタンドリ付きのセットもある。「食材高騰の折、値上げしました」とのことだが、それでもまだお得だと思う。豆入りのベジタブルカレー(右写真)はやさしい味。


↑ライスは珍しい南インド風の赤米。北インド料理と銘打っているようなのだが、チキン・ビンダルーなど南インドのメニューもあるし、店の赤レンガも何だか南インドっぽい(でも、先のビスケットのサービスや、インテリアにフランス風がちょっぴり混ざっている(笑)。エレガントで重厚感のあるレンガ造りの店舗が、周辺でひときわ目立っている。料理にも建物にも、オーナーの凝りっぷりがうかがえるよう。
ちなみに店名の「ボージャン」は、"おもてなしの心をこめたお食事"という意味の昔のインドの言葉だそう。
「モティ」に行ったことのある方ならご存知かもしれませんが、ここの厨房はインド系の調理人ばかり。そんなバリバリ本場式の中でもまれながら修行して会得したものと、本来のフレンチの素養が絶妙にかみ合っているというか。ひとえにシェフのセンスのよさだと思うのですが、ただおいしいだけでなく、メニューや店構えから、インド料理への敬意と、本物へのこだわりが見え隠れしている...。これもまた惹かれる理由かもしれません。
それに、インドの濃度が薄められている分、若い人だけでなく、日本の普通のおじいさん、おばあさんにも安心して薦められます(現に、そんな世代のお客さんも見かけました)。
創業は1997年で、同席した以前からの常連さんによると「当時から味がまったく落ちていない」とのこと。いえいえ。私は去年も同じメニューをいただいたのですが、驚いたことにさらにおいしくなっていましたよ。
JR東海道線の茅ヶ崎駅と辻堂駅の中間あたり(駅からバス利用)という、車がないと不便な場所にあるのが難点なのですが、進化する味を求めて、またぜひ訪れてみたいお店です。
ボージャン Bhojan
神奈川県茅ヶ崎市浜須賀1-44
Tel. 0467-88-1373
http://www.bhojan.jp/
■営業時間:11:30-14:30(LO)、18:00-21:30(LO)
■定休日:月・火
※混雑していることがあるので、予約して行くことをおすすめします。
モットーは「食は最高のコミュニケーション手段のひとつ」。言語や習慣の違いを越えて"おいしい!"で人と人をつなぐ世界の料理の魅力を広めたい思いから、珠玉の料理を求めて、拠点の東京をはじめ、日本全国・世界各地のレストランや食スポット等を取材で飛び回っております。
このブログでは、レシピやお店、旅行など世界の食べ物の話題を幅広く紹介します。
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