2008年06月22日

クウェート・デイ・リポート

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アラブのごちそうの数々

【三田】6月14日、港区国際交流協会の主催による国紹介シリーズの一環"クウェート・デイ"が開催され、私もうかがってきました。

年に2回ずつ、今回で30回目を迎えるこのシリーズは、港区にある大使館の方を招いてその国の紹介とお料理を楽しむという内容。日本ではあまり知られていない国々の実情がわかる、大変興味深いイベントです(港区交流協会の会員でなくても、誰でも参加できます)。

で、私が一番、気になったのはやはりお料理(笑)。ペルシャ湾に面したアラビア半島の小さな、しかし、石油の産出国であるリッチなクウェートの、珍しいお料理をいただいてきました。

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友好のしるしとしてクウェートと日本の国旗が入り口でお出迎え。会場には民族衣装や、コーヒーセレモニーのセット、民芸品、ドリンクコーナー(珍しいクウェート産のフルーツジュースや、アラブコーヒー、そしてモニターが設置されていた。クウェートのすべてが1日でわかりそう...。

右写真は、お料理のメイン、仔羊の丸焼き。シンプルな料理だが、何ともゴージャス。おいしかった。クウェートは、他のアラブ諸国と同様、客人へのおもてなしを大切にする国とのことだが、この日もお客が残すまで食べてほしいという思いからか、参加者が一通り食べ終わる頃にさらに2匹目の仔羊の丸焼きが出てきた!石油で潤うクウェートでは国民の医療費や学費が無料なのだそうだが、さすが、お金持ちの国は違うなぁ(笑)。

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クウェートの人口の何と7割が外国人だという。だから食事の方も、アラビア半島の伝統料理に加えて、インドやレバノン、イランのエッセンスが大いに加わっている。左写真は野菜と肉のスパイス煮込み。アラブ人の嗜好を反映したのか、いわば"あまり辛くないカレー"だ。左写真は同じくインド風料理のサモサ(クウェートでは"サンブーサ"と発音するらしい)。

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こちらは、ペルシャ、西アジア風のビリヤニと、レバノンなど東地中海っぽい(?)アラブ風コロッケ。

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12品ばかりの料理を盛りつけるとこんな感じに...。さらになつめやしやバクラヴァ、カダユフなどアラブのデザートもてんこ盛り。一般600円という低廉な参加費にもかかわらず、大盤振る舞いなおもてなしを十二分に楽しませていただいた。ありがとうございました!


ちなみにこの催しと同じ日に、サウジアラビア大使館で、献血した人にサウジ料理を提供という、とってもナイスなイベントがあったのですが、私は90年代にイギリスに滞在していて献血ができないため断念。ちなみに、こちらは800人の募集枠に4000人の応募があったそうです。しかしながら、クウェート・デイのおかげで、料理を食べた国の制覇数がひとつ増えました(笑)。

ところで、港区国際交流協会の会長さんは、あの兼高かおるさんだったのですね。テレビに出られている頃とほとんど変わらず、お元気そうでした。クウェートには45年前に初めて行かれたそうで、これも驚きでした。

港区国際交流協会では、今後もこのような国紹介イベントを開催し続けるとのこと。区内には70ヶ国以上の大使館があるそうですが、「アメリカや中国のような大国はあまり乗り気になってくれないけれど、小さな国はとても協力的でいてくださる」とのことで、今後も知られざる国の紹介イベントに期待したいところです。

★首都圏で開催される、世界各国の料理が食べられるイベント情報をこちらに掲載しています。
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profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki


e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。

2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、食で日本と世界を相互につなぐ社会貢献をモットーに活動。
プロフィール詳細
著作: 「しらべよう!世界の料理」全7巻 (ポプラ社 2017)


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