2008年01月17日

■編さん:ぶなのもり / 630円 / 2007年12月25日発売
東京に各国料理のお店がたくさんあることは知られるようになったけれど、お隣の埼玉県にも珍しい国のレストランが点在しているのは、一般人にはまだまだ未知の世界。この本は、蕨市に本拠を置く出版&編集の会社「ぶなのもり」が、地元ならではの情報網で川口界隈のエスニック・レストランを紹介した、文庫サイズの一冊です。
「エスニック」というと、辛い料理とか発展途上国の料理といったイメージが世間的に強くて、私自身は最近、好んで用いなくなったのですが、こちらの本では、「エスニック=その国の文化や民族へのこだわり」ときちんと定義づけされていて、スッキリします(そして、これぞe-foodの礎になるポリシーでもあります、ハイ)。
川口界隈(川口・西川口・蕨・戸田・鳩ヶ谷・東川口をカバー)の中でも、ディープなお店が集まっているのは西川口。以前は悪名高き風俗街だったけれど、最近は浄化運動が進んで、ずいぶん安全な街になりました。
西川口には、おそらく日本で唯一のパレスチナ料理のレストラン「グリーングラス」(表向きにはトルコ料理と銘打っているけれど、実はパレスチナ人オーナーの店)があり、こちらもしっかり本の中で紹介されています。最近、何かと話題のパレスチナ。ちょっとチェックしておきたいお店です。
ほかにも、インド料理、ベトナム料理、タイ料理、中国・山東料理、韓国料理、フィリピン料理、スペイン料理、マリ・セネガル料理...と、国数の意外なバラエティさに驚かされます。埼玉は家賃が安く出店もしやすいためか、現地出身者に向けたその国のシェフによる個人経営店も多いようです(つまり、現地そのものの味が楽しめるということですね!)。
本には地図はもちろん、街ごとの特色も解説されています。2008年3月8日に放送されたテレビTOKYOの番組「アド街ック天国」の川口特集でも、"エスニック天国・川口"の中で紹介されていました。この本をポケットに入れて、埼玉のエスニック・スポットを探訪してみてはいかがでしょうか。
参照
→埼玉の各国料理レストラン・リスト
※アマゾンでは初版がすでに売り切れで、今後の入荷が未定のようです。お急ぎで本をお求めになりたい方は、他の書店か、出版元のぶなのもりさんにお尋ねください。
モットーは「食は最高のコミュニケーション手段のひとつ」。言語や習慣の違いを越えて"おいしい!"で人と人をつなぐ世界の料理の魅力を広めたい思いから、珠玉の料理を求めて、拠点の東京をはじめ、日本全国・世界各地のレストランや食スポット等を取材で飛び回っております。
このブログでは、レシピやお店、旅行など世界の食べ物の話題を幅広く紹介します。
→
メール
世界料理通信 (料理関係の情報やイベントを満載したニュースレター)配信登録(月2回発行)
Yahoo!Japanカテゴリ登録ブログ