2007年08月09日

コムアラメゾン COMME A LA MAISON|フランス料理|赤坂

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フランス・ランド地方の郷土料理

【赤坂】赤坂通り沿いの路地を入ったところにひっそりと佇むフレンチ・ビストロ。お店の涌井シェフの修行先であるフランス南西部アキテーヌのランド地方の料理をこだわり持って提供しているお店です。

わずか14席程度のこじんまりとした店内ですので、大勢では予約が必須。今回は9人で予約を入れ、ランド地方らしい料理を、ということで事前にお願いして、以下のメニューを出していただきました。

ベジョータ(イベリコ豚の生ハム)
鴨のフォアグラのテリーヌ・アルマニャック風味
田舎風パテ
ラタトゥイユ
山羊乳チーズのサラダ
ピペラード(バスク系:ピーマン、生ハム、トマトの卵とじ)
鴨の心臓とピキオ(赤ピーマン)の串焼き
赤ピーマンの白身魚のすり身詰め ※上写真
スープドガルビュ(白いんげん豆と生ハムの食べるスープ) ※下写真
パルマンティエ
 (鴨手羽肉と首づる肉をたっぷりのカオールワイン煮込みにジャガイモピューレの重ね焼き)

ミヤソン(キャラメルアイス、プラムのアルマニャック漬けのデザート)
カヌレー・ド・ボルドー(お茶菓子)

これで料理のみ1人6500円。いやぁ、こちらがうれしくなってしまうほどこだわっています。おかげで、土地のワインのグラスを傾けながら、たっぷりのフランス田舎料理を堪能することができました(もっとも、少人数で静かに食事をいただく方が、温かいおもてなしが魅力のこのお店にはふさわしいと思いますが...)。

もちろんどの料理もワインともよく合いおいしいのですが、ラストの自家製のお茶菓子カヌレー・ド・ボルドーのおいしさがひときは印象的でした。

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サントリーのサイトによると、ランド地方は、「ヨーロッパ最大の森林山系として、また、フランス最大の温泉地として有名。かつてはランド(荒地)という名前が示すように、広大な荒野でしたが、この荒野は森林事業によって、緑溢れる120万ヘクタールに及ぶ森林地帯に生まれ変わりました」とのこと。

ランド地方はバスク地方に近く、バスク料理に使われるピメント(ピーマン・デ・スプレッド)という、赤ピーマンととうがらしの中間のような香辛料が料理によく使われていました。これは、甘い香りとホットな辛さが特徴だそうで、店内には、干したこのピメントがオブジェとしてところどころに飾られています。

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それに地理的に近いボルドーワインではなく、ランド特産の濃厚な"黒ワイン"カオールや、アルマニャックなどに力を入れているところもすばらしい。お店に何度も通っていると、ランド地方に行ってみたくなりそうです(笑)。


コムアラメゾン COMME A LA MAISON
港区赤坂6-4-15 シティマンション赤坂1F
Tel. 03-3505-3345

■営業時間:11:30-14:00、18:00-02:00
■定休日:日・祝日の月



profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki


e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。

2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、食で日本と世界を相互につなぐ社会貢献をモットーに活動。
プロフィール詳細
著作: 「しらべよう!世界の料理」全7巻 (ポプラ社 2017)


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