2007年05月14日

タイフェスティバル2007|代々木公園

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今年もタイが東京にやってきた

タイ王国大使館が主催する日本最大のタイイベント、タイフェスティバルが、5月12日、13日に、今年も代々木公園で開催されました。

5月らしいすがすがしい天候に恵まれて、会場には例年同様、たくさんのタイ料理の屋台や、グッズ、食材などのブースが集合。おいしそうな料理の匂いや、ステージで繰り広げられる南国らしい独特のノリのタイポップスの音色に釣られて、たくさんの人が集まっていました。

と、ステージに盛り上がる客席の一群などをながめていると、在日タイ人の人口って増えているんだなぁと実感。タイ料理レストランも、日本全国に裾野を広げて増えているようですし、ね。このタイフェスティバルも同様で、今や東京や大阪だけでなく、名古屋や京都、奈良、和歌山でも開催される勢いです。

さて、東京会場では、屋台の料理の方も、お店の増加にともなう差別化のためか、今やグリーンカレーやトートマンプラー、ガイヤーンだけではなく、マニアックなタイの地方料理がちらほら目立つようになりました。

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日経MJ紙の記事「これから流行する?グローカル=世界の地方料理」でも紹介された、タイ南部料理の店「タイ・カントリー」(新大久保)と、タイ東北料理の店「イーサン食堂」(神奈川・南林間)。会場には、これまで日本であまり紹介されたことのないタイ地方料理を提供する屋台が、ぽつりぽつり目立つようになった。

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左写真は、さらにピンポイントなローカルフード、干しエビたっぷりのコラート(イサーン地方の都市)風パッタイ。もちろん、こんなマニアックな料理だけでなく(笑)、日本でも定着したグリーンカレー(ゲーンキョウワン)などの定番タイ料理も。今年は、有名無名のタイ料理店やNPO団体の屋台が混沌と立ち並んでいた昨年よりも、お店の数が絞られて、各ブースの自慢の味が探しやすくなった印象だった。


たとえば、これまで日本で紹介されてきたタイ東北(イサーン)や北部チェンマイの料理だけでなく、南部料理や、もっとピンポイントな地域のローカルフードまで...。漠然としたタイ料理の屋台群にとどまらず、タイ全土の地方料理の見本市のような雰囲気に近づいてきた感じ。くぅ?、旅行好き、食べ歩き好きにはたまらないっす(笑)。

せっかくのタイの文化を広めるお祭りですから、願わくば、屋台の方はこの路線で、今後さらに進化してくれるとうれしいなぁ、なんて思っています。


profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki


e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。

2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、食で日本と世界を相互につなぐ社会貢献をモットーに活動。
プロフィール詳細
著作: 「しらべよう!世界の料理」全7巻 (ポプラ社 2017)


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コメント

ぱぴいさん、コメントをありがとうございます。
本当ですね?。地図を思い浮かべて、料理を想像すると、あ?、あの地方の料理だから、こんな食材を使っているんだ、といった風に、自分の中で体系化されていつまでも忘れないんですよね。

だから、興味がどんどんふくらむし、実際に旅してみたいと考える人も増えるだろうし、文化の啓蒙にはもってこいだと思うんです。

私も今年は楽しませていただきました。全国のタイフェス行脚もおもしろそう。名古屋、ぜひ楽しんできてくださいね。

  • 2007年05月15日 09:41

大きなイベントに育ちましたよね。昨年で30万人規模、だそうです。
今年は例年のように雨がふらなかったのでもっと大きな人出になったのではないでしょうか。

今回はいろいろな方が口を揃えておっしゃっていますが料理のレベルの底上げと種類の分化、差別化、いい方向に進んでいますね。
とても意義深いことだと思います。
こういう場所でみたことがないものに触れて、何かのおりに「あ!これはあのタイフェスティバルの時のアレだ!」というような感動からタイ料理やタイ文化への誘因導入につながるはずで、意義深いと思います。

このイベントの実行価値というものが上がるポイントでもありますし、なによりタイローカルのカラーなどが色濃い=リアリティ、につながり楽しいですよね。
観光需要の掘り起こしにもつながると思います。

それはさておき、まったくもって楽しかったです。
名古屋のタイフェスにも誘われたのでいってこようと思います。


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