2007年01月12日


※創業35周年を迎え、2009年近所に移転しました。
【神戸・三ノ宮】全国区で話題になった(?)生田神社からほど近いところにある、南米チリ共和国の料理を提供する老舗レストラン。チリ人のオーナーと日本人の奥様、息子さんが切り盛りする、家庭的なお店です。
写真はパステル・デ・チョクロ。ゆで卵や肉、オリーブ、たまねぎなどの具にとうもろこしのペーストをかけてオーブンで焼いた、チリの代表的な料理のひとつです。とうもろこしの黄色が何ともおいしそう。とうもろこしの素朴で香ばしい味わいが、いかにも南米らしさをかもし出しています。
チリ料理というと、ん、とうがらしの料理?と勘違いする人が続出するほど(笑)、日本ではあまり知られていません。とうがらしの原産地ペルーに近いのに、料理はアルゼンチンと同様に一般的に辛くなく、とうがらしを料理に使うことも少ないようです(そもそも綴りが違いますしね)。
東京にも以前、恵比寿にチリ料理店がありましたが、今は残念ながらなくなってしまいました。他の国の料理と一緒にチリ料理を提供しているお店はありますが、チリ料理の専門レストランは現在、日本でこちらが唯一です。
チリは南米大陸の西側にあり、アルゼンチン、ペルー国境を接した、太平洋に沿って縦にとても長い国。そのため、私は一時期、国のカタチもとうがらしみたいだからチリなのかしら、などと信じていたくらいでした(実際は、鳥の鳴き声からとか、アンデスの王の名前からとか、由来にはいくつかの説があるそう)。アニータなんて悪女?が日本で有名になったことがあるけれど、実際はチリは南米の3Cといわれるほど、美女が(そして美男も)多い国でもあります。
首都はサンチアゴ。街には、けっこう大きなメルカドマリスコス(魚介市場)があり、郊外のアンデスのふもとには、"コンチャイトロ"をはじめ、世界的に有名なチリワインのワイナリーがたくさんあります。


↑魚介のマリネセビッチェと、ミートパイのエンパナーダ。いずれも南米料理の定番。特に前者は、国土のほぼ半分が海に面した同国で、ポピュラーな一品。


↑ホタテのピルピルと、アンデス原産の果物チリモヤを使ったおいしい自家製アイスクリーム。前者はスペイン料理の流れを汲むものだろう。


↑チリの国旗が天井に無数にはためく。チリワインの並んだバーコーナーがあったり、サッカーシャツが飾ってあったり、チリ関係の本が並べられていたり...と、フロアにはチリへの愛があふれている。もともと船乗りとして神戸にやってきたというオーナーのミカエラさんとは、残念ながら今回はお会いできなかったが、お店にいらっしゃるときはギターのライブを披露してくださるそう。
チリ=とうがらしの勘違いには、お店の方も苦笑しておられましたっけ。でも、チリを愛しているから、たとえ誤解され続けても、少しずつ本当のチリ料理を多くの人に知ってもらうためにも店を続けるとおっしゃっていたのが印象的でした。現在の店舗は引っ越してまだそれほど年がたっていないので、とてもきれいで、居心地は満点。音楽やお酒、そしてフレンドリーなお店のスタッフと、特に南米好きな方にはたまらない、ラテンな雰囲気が楽しめますよ。
→よかったら私の昔のチリ旅行記も読んでやってください。
グラン・ミカエラ・イ・ダゴ -Gran Micaela y dago
兵庫県神戸市中央区中山手通2-13-8 エール山手ビル2F
Tel. 078-241-0367
http://homepage2.nifty.com/gran_micaela_y_dago/
■営業時間:11:30?14:30(金・土・日・祝のみ)、17:30? 0:00(L.O22:30)
■定休日:第3水
モットーは「食は最高のコミュニケーション手段のひとつ」。言語や習慣の違いを越えて"おいしい!"で人と人をつなぐ世界の料理の魅力を広めたい思いから、珠玉の料理を求めて、拠点の東京をはじめ、日本全国・世界各地のレストランや食スポット等を取材で飛び回っております。
このブログでは、レシピやお店、旅行など世界の食べ物の話題を幅広く紹介します。
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