2006年11月01日


※閉店しました。
※最新再訪日:2009年12月14日。新店舗について追記。
【埼玉・西川口】パレスチナ人シェフ、イヤッド・マンスールさんとその弟さんによる、日本で唯一の東地中海・パレスチナ地方テイストの中東料理(アラブ料理)がいただけるレストラン。
お店は、京浜東北線・西川口駅から徒歩約3分ほどのところにあります。2009年4月に以前の店舗から、もっと広い近所の店舗に移転。また以前はトルコ料理レストランと銘打っていたところが、現在はパレスチナ料理を全面に打ち出すようになりました。
今も「日本人客にわかりやすくするために」トルコ料理の名称が付随していますが、メニューは、トルコ料理とは、似ていてもちょっと違ったものです。
たとえば上写真のひよこ豆のペースト・ホンムス(フムス)。ピタパンにはさんで食べるのはトルコと同じですが、パレスチナ・バージョンは、ペーストの上にすでに焼いた肉(ケバブ)がトッピングされていました。
オリーブオイルをたっぷりと使いながらも、意外とサッパリ味。どんどん食が進みます。


↑「左写真は、メゼ(前菜)のなすのペースト(ババガヌーシュ)とピリ辛トマト。ババガヌーシュの美しいグリーンは、ペースト状にしたパセリの色。これもトルコやレバノン料理と違う、特徴のある点。さわやかで、とてもおいしい。ピタパンに包んで食べる。
↑右写真は、ぶどうの葉で包んだピラフ。トルコなどでもおなじみの料理だが、ごはんがさっぱり味だった。


↑「左写真は、チキンと羊のケバブの盛り合わせ。右写真は、シュワルマ(ドネルケバブ)。こちらもトルコや中東でおなじみの料理。


↑「左写真は、ごはんの上にモロヘイヤのシチューをかけた、いかにも中東風の料理。ほかマンサフ(アラブ風ピラフ)、モロヘイヤスープ、ムサハナ(アラブ風ローストチキン)といった中東料理以外に、"パレスチナ風エビチリ"(笑)など、日本人向けの創作メニューが用意されていた。右写真は、新店舗の外観。内部はバーのようなカジュアルな雰囲気。パレスチナの国旗やポスター、地図も飾られている。
「パレスチナを知っている人が少ないからトルコ料理と称しているけれど、実際のメニューはパレスチナの料理」と語るイヤッドさん。なぜか、スコットランドの国旗も飾られ、ケルト音楽がBGMだったり...。2008年3月放映の「出没!アド街ック天国」(テレビ東京)でも紹介された。
パレスチナ・ヨルダン川西岸のビッドゥ村出身のイヤッドさんは、13歳の時からプロとしてケバブを焼いていた筋金入り。長年の間に培われた料理センスが光ります。店名の「グリーングラス」は、イスラエルに出て初めて働いたレストランの名前から取ったものだとか。その後フランスなどを経て、22歳のときに来日してから在日19年以上とのことで、日本語も達者でした。
「今では頭の中はすっかり日本人」とは本人談(笑)。料理の味以外でも、商売熱心でお話好きなところが、飲食業で成功している秘訣かもしれません。"熱く語る人"という印象。この日のお客さんも、地元の家族連れなど常連さんが多いようでした。
ところで西川口の駅前は、以前は「品のないラスベガス」とでもいうか(苦笑)、風俗店やパチンコ店が立ち並ぶ猥雑な雰囲気のするエリアでした。しかし、最近は浄化運動が進んで、ずいぶん安全な街になったようです。ケバブ屋台の時代からずっと西川口で飲食店を営んできたイヤッドさんも、浄化のことを強調されており、この街に愛着を持っている気持ちが伝わってきました。
また、川口市内を歩いていると、タイなどの食材店や(主にインドやタイなどアジア系の)各国レストランが発見できたり、海外旅行好きには(?)魅力にこと欠かない場所でもあるよう。2007年には地元の出版社「ぶなのもり」より小冊子「川口界隈おいしいエスニックガイド」も発売されました。
グリーングラス
埼玉県川口市西川口1-29-2
http://www.green-grass-net.com
■営業時間: 17:30?翌4:00
■定休日: 日祝
※通常メニューにはパレスチナ料理以外のものも含まれていました。本格的なパレスチナ家庭料理を食べたいときは、事前予約がよいと思います。メニューにない料理を作っていただけますよ。4人以上でコース1人4000円?。
※上記の時間でも閉まっていることがあるようです。行かれる際は事前に電話で確認を。
※西川口へは、東京駅から京浜東北線で大宮方面に30分、池袋からは埼京線・京浜東北線の赤羽乗り継ぎで25分。赤羽から2つ先の駅です。
モットーは「食は最高のコミュニケーション手段のひとつ」。言語や習慣の違いを越えて"おいしい!"で人と人をつなぐ世界の料理の魅力を広めたい思いから、珠玉の料理を求めて、拠点の東京をはじめ、日本全国・世界各地のレストランや食スポット等を取材で飛び回っております。
このブログでは、レシピやお店、旅行など世界の食べ物の話題を幅広く紹介します。
→
メール
世界料理通信 (料理関係の情報やイベントを満載したニュースレター)配信登録(月2回発行)
Yahoo!Japanカテゴリ登録ブログ