フィンランド・カフェ
フィンランドをアピールするカフェ
今年、創業20年を迎えた赤坂のアークヒルズで、12月2日まで期間限定にて開催中のフィンランド・カフェに出かけてきました。
フィンランド政府観光局が毎秋に開催しているこのイベントも、今年で5年目。アークヒルズのカフェレストランを会場に、昨年よりもさらにパワーアップしていました。
最近、トラベル・カフェをはじめ、大使館や政府観光局と協力して、ひとつの国を全面的にアピールするカフェがぽつりぽつりと登場しはじめています。フィンランド・カフェはそのはしりであり、この成功が、後続を生んだともいえそうですね。
アピールの一環として、その国の料理を紹介するケースが多く、私の一番のお目当ても、もちろん、カフェで提供されるフィンランド料理でした(笑)。
上写真は、フィンランドの前菜盛り合わせ1500円。パンケーキにスモークサーモンやイクラ、サワークリームを乗せていただく、ロシアの前菜にも似たおいしい一品でした。
左写真は、前菜のサーディン&サラダ。ハーブのディルをトッピングした、北欧料理の定番。右写真は、日替わりのロールキャベツ。他に"ヤンソンの誘惑"など、隣国スウェーデンやロシアの影響を受けた料理が目立った。フィンランド政府観光局の肝入りだけに、食材は上質かつ新鮮で、カフェにしてはよくがんばっている。
左写真は、グロッギという、スティックシナモンやスライスしたアーモンド、ベリー類を入れた甘い飲み物。本来はクリスマスの頃に飲むホットワインだが、こちらでは紅茶で提供していた。右写真は、珍しいフィンランドのビールLapin Kulta。
アルヴァ・アアルトのデザインによる家具やファブリックが随所に置かれた、スッキリとしてスタイリッシュなフロア。スクリーンではフィンランドのフィルムが映され、フィンランド人ミュージシャン、ユッキス・ウオティラらのクールな北欧モダンジャズのBGMが流れる。また、"ムーミン"など、フィンランドのグッズを販売するショップも併設され、フィンランドの魅力を余すところなく伝えていた。
--------------------------------------------------------------------
カフェとしての居心地もすばらしく(特に一番奥、角のソファー席がおすすめ)、「スオミ」の別名を持つ美しい森の国・フィンランドに、しばし思いをはせることができました。
----------------------------------------------------
フィンランド・カフェ Finland Cafe
港区赤坂1-12-32 アーク森ビル2F
Tel. 03- 3586-2206
http://www.finlandcafe.com/2006/index2.html
----------------------------------------------------
e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。
※この記事・写真等はe-food.jpが著作権を所有しています。無許可での転用・転載はご遠慮ください。商用利用の記事、写真等は販売しております。→「利用規約」
Tweet |
» フィンランドカフェ 2006 from 旅が好き。おいしいが好き。
毎年秋に開催されているフィンランドカフェ。
今年は中目黒から会場を移して赤坂アークヒルズへ。
いつも行きそびれていたのですが、今年はギリギリ滑り込みました!...
トラックバック時刻: 2006年12月23日 12:27
この記事のURL:
"カリヤラン・ピーラッカ"を作ったことがあります。あとは、お料理ではないですけど、マリメッコは人気がありますよね!
私もアーク森ビルで開催中の「ボリビア・パラグアイ・ウルグアイ三国展」の帰りに寄ってきました。フィンランド・カフェはいままで代官山,表参道などいろんなところで開催されてきましたがフィンランドは観光事業予算があるので毎回お金をかけていますよね(^^)
料理は美味しかったですが最近は家の近くにイケアがあるのでイケアのレストランで食べてます。結構,料理の料金が安いので気に入ってます。イケアの家具よりも食材を買うほうが多いかも--;