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2006年07月13日

ウィーン?オーストリア料理フェア

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モーツァルト生誕記念イベント

今年はモーツァルト生誕250年目に当たる年。それを記念して、東京でもモーツァルトやオーストリアに関連するフェアが開催されています。

料理関係ではまず、去る6月に、日本橋のマンダリン・オリエンタル東京ホテルのレストラン「シグネチャー」で、モーツァルトの生まれ故郷であるザルツブルクにある、ミシュランの2つ星レストラン「ホテル・オバウアー」のスターシェフを招いたフェアが開催されました。

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マスやビーフなど、内陸らしい食材を洗練されたモチーフで仕上げた料理の数々。フレンチともイタリアンとも違う、オーストリアの伝統を感じるオリジナリティにあふれるお料理でした。

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また、7月15日まで、東京・霞ヶ関ビル33階の東海大学校友会館のレストラン「KEYAKI」では、「オーストリア ウィーンフェスト」を開催中です(日曜日を除く)。

こちらは今年で23回目を迎える恒例のフェアで、ウィーン料理の第一人者フランツ・ツォートル氏(トップ写真)を招き、ツォートル氏自身のサーブによる、数々の本格的なウィーン料理の数々がいただけます。モーツァルト・イヤーの今年は、チターの生演奏を聴ける、モーツァルトにちなんだ晩餐会も。

それに、料理はもちろん、ザッハトルテなどのたっぷりのデザートがいただけるランチビュッフェは1人2000円という、何とも良心的な価格。先日、私が訪れたときは、日本人に加えて、オーストリアや南ドイツ系のお客さんでいっぱいでした。

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ハプスブルク王朝来の歴史を持つウィーン料理のビュッフェ。チキンのシュニッツェル、牛タンのボイル ホースラディッシュ風味、パンのダンプリング、エスカルゴのオーストリア風など、ツォートル・シェフによる手の凝ったおいしい料理に感激!

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ツォートル・シェフが自ら切り分けてくださるウィーンスタイルのローストポーク。右写真はデザートの盛り合わせ。ウィーンらしい気品がただよう。

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ザッハトルテも食べ放題。2000円という価格は本当に太っ腹だと思う。本家ウィーンのホテルザッハのカフェで出されるものよりも、甘さ控えめな印象。右写真は、お店の一角に設けられた、モーツァルトやエリザベートなど、オーストリア・グッズの記念品販売コーナー。旅心をくすぐります。

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こちらのフェアはとても人気があるようですので、(特にランチタイムは)予約をおすすめします。

東海大学校友会館 KEYAKI
千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビル33F
TEL: 03-3581-6041

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モーツァルト関連に加えて、秋には19世紀末のウィーンの画家グスタフ・クリムトの伝記映画「クリムト」も公開の予定。オーストリアはスイスとともに、2008年のサッカー欧州選手権の開催地にも決まっていたりと、これからちょっと注目していきたい国になりそうです。

おまけ
オーストリア政府観光局による、ザルツブルク旅行が当たるクイズ(?9/30迄)
ザルツブルクを舞台にしたミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」の“シング・アロング字幕”付きファミリー・バージョンDVD発売キャンペーン。DVDを買わなくても応募できますよ!


profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki

e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。

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あれ・・? ¥2000のランチビュッフェは どこですか?
リンクしてある所みたら 高級価格だったので 敷居が高いけど、 ¥2000なら 迷わず行ってみたいです。



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