2006年06月29日

「快食の新・常識 ― 「食」の現場からの73のヒント」

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読売新聞の日曜版で連載された宇佐美伸記者の「快食ライフ」が、「快食の新・常識 ― 「食」の現場からの73のヒント」として、講談社より文庫本化されて発売中です。

連載記事はトピックスごとに6章にまとめられ、第2章「目からウロコの食めぐり―食いしん坊記者が出合った世界の料理・食文化」では、"各国料理の舌調べ"というコラムでイーフード(東京レストランサーチ)と私のコメントを紹介していただいています(本著ではこれに加筆されています。ちょっと恥ずかしいな(汗)。

社会部に在籍していたとき、迷宮入り寸前の殺人事件に容疑者が浮上、所轄署をマークしている最中に、近くにあった当時話題のレストランにどうしても行きたくなり、サーロインステーキに舌鼓を打っている間に逮捕の瞬間を逃したという、"食いしん坊記者伝説"を持つ宇佐美記者(笑)。そんなに食べることが好きなら、食を事件として取材せよ、というわけで、この連載を始められたそうです。

そんなエピソードの持ち主なだけに、著書には、他方面にわたって取材し、総括した日本の食の現状と、おいしい生活を送るヒントがぎっしり。

○○の摂りすぎは太る、とか、やせたかったら○○を食べなさい、といった、健康と食の情報が氾濫する日本。そんな常識のウソ・ホントを交えながら、文中にたびたび登場する「食べたいときに、食べたいものを食べるのが一番」という、食の著名人たちのコメントがキラリと光ります。

そして、最終の第6章では、「日本人の食卓を見直そう―先人の教え・現代人の知恵」として、"どうして先陣は常にフレンチなの?"、羊肉人気に一石を投じる"肉と食の安全性"など、念入りな取材に基づいた、正しい食生活への道しるべを示唆。メディアの仕掛けた"インチキくさい"ブームを排除し、きちんと交通整理された食の常識には、頭のスッキリする思いがします。

「快食マスタークイズ」もついて力だめしができ、この一冊を読めば、食べることがますます快適に、楽しくなりそうです。


profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki


e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。

2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、食で日本と世界を相互につなぐ社会貢献をモットーに活動。
プロフィール詳細
著作: 「しらべよう!世界の料理」全7巻 (ポプラ社 2017)


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