2006年05月30日

ログハウスでイベリコ豚&アフリカ料理

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インターナショナルなアウトドア料理

「ワールドカップ料理会」の一環として、三浦半島のログハウスに一泊して、W杯に出場するアフリカ諸国の料理や、スペイン・イベリコ豚の丸焼きなどの料理を楽しむイベントを開催しました。

この催しは、電機メーカーに勤める友人が毎年開催しているもので、約15年の歴史があるのだそう。今年は、ドイツやオランダ、コンゴ人のインターナショナルな面々を含めた、40人近い人々が参加されました。そのアトラクションの一部として、ワールドカップ出場国の料理を組み込んでいただいたわけです。

今年は初の外国豚。最近、解禁になって話題のイベリコの仔豚(スペイン料理です(笑)を豪快に丸焼きにしました。ちょっと小ぶりな5ヶ月の仔豚は、調理までがちょっと生々しいのですが、とろっとした焼けた肉の味は格別でした。

また、ワールドカップに出場する、すべての国の料理を食べるという難関を勝手に抱えている私は(笑)、ガーナ、トーゴ、アンゴラの料理に挑戦。で、うーん、どうしようと悩んでいたところに、心強い助っ人が登場。コンゴ人のミュージシャン、ムクナ・チャカトゥンバさんが会に参加してくださったのでした。

明るくて気さくなムクナさんは、祖国コンゴ民主共和国(もうひとつのコンゴ共和国ではなく、旧ザイール)で先祖代々のジャンベ奏者の家系に生まれ、かの劇団四季のミュージカル「ライオンキング」のパーカッショニストとして、3年間、舞台出演された経験のある方。「アフリカン・ドラムは魂の響き」(ヤマハミュージックメディア)の著者でもあります。

地図で見ると、ガーナもトーゴもアンゴラも、コンゴに近いんですよね?。

それで、作った料理は、ガーナにおられた方が懐かしがる、スパイシーでおいしい屋台料理の"ガーナ風春巻き"と、見た目がバナナのような"プランテーンのフライ"(トーゴ)、そして、クローブの風味がエキゾチックな、アンゴラの甘いココナッツ・デザート。ムクナさんのご指導をいただきながら、ムクナさんより何とか3点とも「現地と同じ味!」とお墨付きをいただけました。ホッ。

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左写真は、アフリカ料理の食材の数々(緑のバナナのようなものがプランテーン)。左写真はガーナの屋台料理。具はツナや野菜で、皮は春巻きで代用。

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左写真は、トーゴや他の西アフリカ諸国で食べられている"プランテーンのフライ"。見た目はバナナのようだが、お芋のような風味で、甘くない。右写真は、アンゴラの甘いココナッツのデザート。ブラジルにも同じようなデザートがある。

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ムクナさん。ログハウスでは夜、ジャンベ(アフリカの太鼓)の演奏と歌による、ムクナさんの素晴らしいミニコンサートも行なわれた。右写真はムクナさん作のコンゴ風サモサ。カタチがとってもきれい!

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ムクナさんご自身も、ご自慢のコンゴ料理を作ってくださいました。ピーナッツシチュー、ウガリ、コンゴ風サモサなど、どれもおいしいものばかり...。ごちそうさまでした!

***

ワイルドなアフリカ料理の夕べの翌朝は、ガラリと雰囲気を変えて、さわやかなスイスの朝食を(こちらもW杯出場国)。グルメショップ"Dean & Deluca"で購入した上質なスイス産グリュイエールチーズをたっぷり使った"ラクレット"を作ってみました。やったぁ、これで5ヶ国目だ?(笑)。

ゆでたじゃがいもなどに、溶かしたチーズをかけただけのラクレットは、実は調理したといえるほどの料理ではないんですが、ログハウスでいただくと、スイスの山小屋っぽい雰囲気が味わえて、なかなか格別。簡単に作れるので、アウトドアにおすすめですよ。

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スイス料理の"ラクレット"。濃厚なチーズがベリーナイス。右写真はログハウスの様子。40人は軽く収容できるキャパシティ。海もすぐ近くで、小鳥のさえずりに心癒される。

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ディナーにいただいたお料理の数々。みんなの自慢作だけに、とっても美味。右写真は、毎年挑戦している、労作のバウムクーヘン(お疲れ様でした!)。参加者の中にドイツ人女性がおり、釈迦に説法?かと思いきや、ブレーメン出身の彼女は、バウムクーヘンを知らなくて、周囲に衝撃を与えていた(笑)。

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ほかにも、炭火焼きの手作りバウムクーヘンや、肉団子、元船員さんによる船上のドライカレー、豚の丸焼きで残ったガラでダシをとったラーメンなど、参加者の知恵と工夫を集めた、たくさんのおいしいお料理をたっぷり堪能させていただきました。またの開催が楽しみです!


profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki


e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。

2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、食で日本と世界を相互につなぐ社会貢献をモットーに活動。
プロフィール詳細
著作: 「しらべよう!世界の料理」全7巻 (ポプラ社 2017)


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コメント

ムクナさん、コメントをありがとうございます。

あのときは、ステキな音楽と、おいしいお料理をありがとうございました。お気に入りに入れてくださって光栄です。

またお会いできることを楽しみにしています!

  • 2006年09月14日 15:25

お気に入りに入れています。久しぶりに見ました。私のことも載せていただきありがとうございました。

  • ムクナ チャカトゥンバ
  • 2006年09月13日 23:46

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