プロデューサーズ-Producers
[ ■映画 ]
食べ物とはまるで関係ないけれど、許して(笑)。ニューヨーク好きな方におすすめしたい、ミュージカル映画「プロデューサーズ」をご紹介させてください。
「プロデューサーズ」は、現在もニューヨークのブロードウェイでロングランされているミュージカルを、舞台と同じネイサン・レインとマシュー・ブロデリックの主演で映画化した作品。舞台出身のスーザン・ストローマンが監督しているので、まるでブロードウェイでミュージカルを観ているような気分を味わえる映画です。
「プロデューサーズ」のストーリーは、まったくくだらないです(笑)。でも、ミュージカルコメディーのばかばかしいプロットは、"愛すべきナンセンス"としてアメリカでは認知済みなので、見どころをしっかりおさえて、大人の余裕を持って観ると、楽しめると思いますよ。
では、その見どころをまとめてみましょう。
・メル・ブルックスの台本
古くは「ヤング・フランケンシュタイン」などコメディー映画の脚本を書いてきた才人ブルックス。ユダヤ系の彼が放つ強烈なブラックジョークと、アメリカのステレオタイプな人種ネタ(たとえば、ドイツ人=ナチスに傾倒する変人、アイルランド人=訛りのある英語を話す警官、フランス人=アーティスティックなゲイ...)が、ニューヨークを舞台にしたこの作品で輝いています。
ネイサン・レイン、マシュー・ブロデリック、ユマ・サーマンの演技
個性的な芸達者がとにかくそろっています。いわゆるハリウッドの映画スターのような端整な顔立ちではないのに、ストーリーが進むうちにどんどん魅力的に見えてくる...。これも舞台好きにはたまらない。
くだらない物語なのだけれど、何だか元気になってくる...。
e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。
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