2006年04月12日

(閉店)ラ・エスタンシア|アルゼンチン料理|鶴見

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南米タウンのアルゼンチン料理

※残念ながら閉店しました。

【鶴見】外国人、とりわけ日系ブラジル人など南米系の人々が多く住む横浜市鶴見区にある、家庭的なアルゼンチン料理レストラン。

写真は、"アサード"と呼ばれる、牛肉の骨付き肉、チョリソ、モルシーシャ(血入りソーセージ)などが盛り合わせになった、ハリージャ(網)で焼く炭火焼きの盛り合わせ(2人分3000円。1人分1850円もあります)。セットには、スープ、ポテト、サラダ、ライスまたはパンがついてきます。

左側にちょっと指を添えていますが、このボリュームをご想像いただけますか?現地出身者向けだけに本格的でかつ、容赦なくデカい(笑)。思いっきりガッツリ系です。これが、サッカー・ワールドカップ常連のアルゼンチン人のパワーの源なのね?と、思わず納得。

それに、焼き加減をミディアムレアでお願いしたところ、柔らかくも、分厚い牛肉の中まで見事に火が通っていて、さすが牛肉を常食している国だなぁ、と感心するばかりでした。それにしても、炭火焼きの牛肉って、ウマい!ちなみにアサードは、トマトベースのソースをつけていただきます。

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アルゼンチン風エンパナーダ。具はビーフとチキンの2種あり、具にゆでたまごとオリーブの実が入っている。メニューにはないけれど、どこからか運んできてくださいました(笑)。

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母をたずねてイタリアからやってきたマルコ少年も食べたかもしれない(笑)、イタリア移民がアルゼンチンに持ち込んだ料理"ミラネーサ"(ミラノ風カツレツ)1300円と、お店の外観。"アルゼンチン"ではなく、"南米料理"の文字。

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そして、これらの肉料理には、アルゼンチンのワイン"トラピチェ"の濃厚な赤(カベルネ・ソーヴィニヨン)がよく合う。

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素材を活かしたシンプルな味わいもおいしくて、いい感じです。いたって庶民的であり、盛り付けが無骨といえば無骨なのだけれど、都内のこじゃれたアルゼンチン料理レストランよりも値段が安く、フレンドリーで、現地直輸入のムードが楽しめるような気がしました。

それに、日系南米人のご近所さんの気取りないたまり場風なところや、一家の女性総出?のなごやかな調理場の雰囲気も、なかなかステキ。

ちなみに、こちらのお店には、ゴーヤーチャンプルー、チキナーなどすべて1皿500円と、お手ごろな沖縄料理のメニューもあります。鶴見の南米料理店には、沖縄料理のメニューを用意していることが珍しくないのですが、これはもともと、沖縄から京浜工業地帯に職を求めて移り住んだ人々が、南米に移住して、さらに日本で働くために親族を頼って帰国しているという、人の流れと文化背景があるためのよう。

お店は、鶴見駅からバスやタクシーの便が必要な、外からの訪問者には不便なロケーションにあるのですが、だからこそ、本物の南米の食堂に来たような、ディープな雰囲気を体験できることは請け合いです。


ラ・エスタンシア -La Estancia
横浜市鶴見区向井町4-87-1

■営業時間 Open: 17:00- 23:30
■定休日 Close: 月


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profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki


e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。

2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、食で日本と世界を相互につなぐ社会貢献をモットーに活動。
プロフィール詳細
著作: 「しらべよう!世界の料理」全7巻 (ポプラ社 2017)


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