2006年04月25日

フォンダ・デ・ラ・マドゥルガーダ|メキシコ料理|原宿

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メキシコより旨い?メキシコ料理

【原宿】千駄ヶ谷に近い明治通り沿いにある、本格派の高級メキシコ料理レストラン。マンションの地下奥深くに突然広がる、メキシコそのままの世界には、いつでもワクワクさせられます。

上写真は、タコス。高級レストランだけに、屋台のタコスとは違って、具が盛りだくさんの豪華版。はみ出してしまうから、とても手に持って食べられません(笑)。具には、ポーク、チキン、シーフードなどがあります。トルティーヤはもちろん、とうもろこしの粉を使った柔らかい本場スタイルです。

このレストランがオープンしたのは、1993年。私にとっては、その頃からのごひいき店なのですが、メニューが一新したわけでも、何か新しいアトラクションを採り入れたわけでもないのに、常に新鮮で、また訪れてみたいと思う吸引力が維持されているんですよね。

今回、私たちの訪れた土曜日の夜も、広いフロアがほぼ満席。繁盛しているようでした。東京にこれだけいろいろなレストランが現れては消えていく中で、モチベーションと人気を保っている秘訣は?それは、まずはお店を訪ねてみれば、きっと納得するはずですよ。

とにかく、おいしくて、楽しくて、元気がもらえて、めちゃくちゃキモチがよくなるんです(笑)。

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「フォンダ・デ・ラ・マドゥルガーダ」でぜひオーダーしてほしいお料理の数々。まずは、石器に盛られた"ワカモーレ(グァカモーレ)"(アボカドサラダ)950円(左写真)。つぶし過ぎないフレッシュなアボカドが、おいしさのポイント(多くのメキシコ料理店では、アボカドが変色するほどぐちゃぐちゃにしているのだけれど)。

そして、"ポジョ・コン・モーレ"(チキンのチョコレートソースがけ 右写真)2300円。メキシコはチョコレートの発祥地。モーレは、そのチョコレートにたくさんのスパイスを混ぜた調味料で、日本の味噌のように、メキシコでは調合ごとにたくさんの種類がある。何とも複雑な味がおもしろい。チョコレートを料理に使うのは、メキシコならでは!

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珍しさでは"サボテンのマリネ"1300円もグッド(ウチワサボテンの葉の部分を利用)。一緒に添えられた揚げせんべいのようなものは、"チチャロン"と呼ばれる豚皮のフライ。そして、デザートは、濃厚なおいしいお店のオリジナル・プリン"フラン・デ・カサ"(右写真)を、シナモンコーヒーと一緒にぜひ。それにしても、お皿がカワイイ..。

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陽気なメキシコ人ミュージシャン。この日は、カルテットによるマリアッチの生演奏(左写真)。このマリアッチのライブが、お店の魅力のひとつ。フロアの各テーブルを回り、リクエストも聞いてくれる。"ラ・バンバ"、"シェリト・リンド"、"ヴォラーレ"など、メキシコの歌をはじめ、ラテンナンバー、時には日本の歌もオッケー。まさにブラボー!な名演奏で、しかも無料なのだけれど、スマートにチップを渡すと、喜んでもらるはず(欧米のお客さんたちはそうしている様子)。

右写真はお店の外観。オープンから10年余の年月を経て、ちょっとくたびれた感じになったけれど、そこにまた味わいが。わざわざメキシコから運んだという家具やタイルも、歳月を重ねるごとにアンティークな価値を発揮しているよう。

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こちらのお料理について、これまで同席した複数のメキシコ関係者から、「メキシコよりおいしいんじゃない?」なんて意見をうかがっています。メキシコは広い国なので、新鮮な素材を使った各地の郷土料理にはさすがにかなわないだろうけれど、少なくとも、首都メキシコシティなどにある下手な高級レストランより、味はずっと上だろうな、なんて思いますね。

ただ、料理のポーションは大きめながら、値段も高め(さらに10%のサービス料がつきます)。そこで、上手に楽しむには、6-8人くらいで訪れて、コース料理ではなく、メキシコならではのアラカルト料理をいくつかシェアしながら、サングリアをいただいたり、ワインを1本開けることをおすすめします。そうすれば、たっぷり満足できて、1人4000円ちょっとと手ごろな値段に抑えられますよ。

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フォンダ・デ・ラ・マドゥルガーダ
渋谷区神宮前2-33-12 ビラ・ビアンカB1
Tel. 03-5410-6288
http://www.fonda-m.com/

■営業時間 Open: 月?木・日17:30-翌2:00(L.O.1:00)、金・土17:30-翌5:00(L.O.4:00)
■定休日 Close: 無休
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profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki


e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。

2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、食で日本と世界を相互につなぐ社会貢献をモットーに活動。
プロフィール詳細
著作: 「しらべよう!世界の料理」全7巻 (ポプラ社 2017)


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コメント

Satoshiさん、コメントありがとうございます

そうですね?。女と生まれたからには、多少泥臭くても、バンドをバックにTe quiero(アイ・ラブ・ユー)なんて、一度は告白されたいものです(笑)。メキシコのそんな古風なところも、いいですよね!

ただ、こちらのレストランは、メキシコらしい高級料理はそろっていますが、どこそこの郷土料理の専門というわけではなく、残念ながらユカタン料理にもちょっと弱いようです。豚のラードを使ったタマーレスとか食べたいものですねー。

  • 2006年04月26日 11:12

Hatsumiさん、コメントをありがとうございます

メキシコで食べるととても安いですからね?。東京にはコレ!というメキシコ料理店がほかにないので、私も、少々高くてもこちらに行くことが多いです。代官山の「ラ・カシータ」も悪くないけれど、ワカモーレがイマイチなんですよね...。

  • 2006年04月26日 10:59

ビバ メヒコ!て感じ、南米なんかでもマリアッチはとてもポピュラーでわざわざバンドを雇ってミアモールへの愛を打ち明けるなんてくさい演出を平気でしますよね、われわれ日本人では赤面はなはだしい限りですが・・・ウラヤマシイ。
前々からお店の存在は知ってましたが今度ぜひ行ってみたいですね。
個人的にはユカタン半島のほうのハバネロを垂らしたシーフードとか大好きです!Solがまた合うんですよねえ?

  • Satoshi
  • 2006年04月25日 21:20

私も ず?っと前に メキシコ人友達夫妻と行ったんですけど 少人数だと割高ですよね・・ なので今度は6,7人集めて行こうと思います。
メキシコでの価格と どうしても比べちゃうと すごーく高いんですけど(笑) メキシコ大好きの私としては 日本でのメキシコ料理店で お気に入り!があまりないので やっぱりここが一番かな、と思います。


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