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2006年03月13日

ワールドカップ料理会キックオフ@ドイツ料理

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ドイツ地方料理で祝W杯の幕開け

ワールドカップに出場する国の料理と飲み物を楽しみながら、文化交流をはかるイベント「ワールドカップ料理会」のキックオフが、3月12日に無事、終了しました。

当日は日本人、ドイツ人計27名が参加。グループに分かれて、ドイツの郷土料理を教わりながら、一緒に楽しく過ごしました(ご参加されたみなさん、どうもお疲れ様でした!)。

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メニューは

ルーラーデン (ドイツ風牛肉巻き) & クヌーデル(じゃがいものおだんご)

ドイツに住むおばあちゃんに作り方を確認したという、 グンナー君&お友達の力作(左写真)。ピクルスが牛肉とマスタードと一緒に調理すると、こんなにおいしく食べられるなんて...と、日本人の参加者はみんな驚いていました。

シュペッツレ (ドイツ風ショートパスタ) & 桃のシンプルケーキ

シュヴァーベン地方の郷土料理。見かけはショートパスタでも、食感が違う。2種のチーズを混ぜたコクのある味わいがグッドでした。シュヴァーベン出身のソニアさん作。

バイリッシュ・ヴルスト(バイエルンの白いソーセージ)とマッシュポテトの焼き料理
ドイツには"ジャーマンポテト"という料理はないよ、と彼らはいっていましたが、これが一番、日本人のドイツ料理観に近い料理でした。ドイツのホテルのレストランで働いた経験のある、お料理大好きなステファニーさんの、さすがにこなれた見事な一品。

トーストハワイ

これ、ドイツ料理???と、日本人の参加者の目を白黒させた、アントン君の一品。イロモノ系かと思っていたら(笑)、ウィキペディアにも載っている、正真正銘のドイツ料理でした。

ダンプフヌーデルン 

漫画「クッキングパパ」にも掲載された、レモン風味の簡単ドイツパン。これもまた、おいしい!リエチューさんが隠し技を披露してくださいました。

ドイツ料理のポテトやソーセージの使用量の多さは想像していましたが、バリエーションが豊かで、おいしく食べる工夫がなされているのには、ちょっと感動。そして、ドイツは、レストランの料理よりも、家庭料理がおいしい国なんだなあ、なんてこともわかりました。

ほかに、日本料理の"鍋焼きうどん"(by わたし)と、"すいとん"(by とらまささん)、京都から取り寄せた春らしい桜餅(by たまさん)を、ドイツの方々に召し上がっていただきました。

いやあ、それにしても、みんなよく食べ、よく笑いました?。多少、お互いに言葉が通じにくくても、おいしいお料理が、コミュニケーションの大きな手助けをしてくれるものなんですね。

***

さて、サッカーのワールドカップが始まる前までに、全出場国(32カ国)の料理やドリンクを楽しみながら、出場国について知っておこうという、この「ワールドカップ料理会(=WCCP)」。シリーズはこれからまだまだ続きます。詳細は近日、このブログでお知らせしますので、どなたでも、どうぞふるってご参加くださいね!



profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki

e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。

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