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2006年03月20日

フランコフォニー・フェスティバル

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フランス語圏の人々のお祭り

【飯田橋】3月20日は、フランス政府が制定した「フランコフォニーの日」。世界5大陸にある52ヶ国のフランス語を話す国の人々が、その多彩な魅力をアピールし、世界中の人々と交流を深めるのが主たる目的なのだそうです。

東京では、18日に飯田橋の日仏学院で、今年で3回目のフランコフォニーのお祭りが行われました。フランス本国はもちろん、スイスやルクセンブルク、カナダ(ケベック)、アフリカ諸国などがお国自慢の料理を提供したり、物品を販売したり、ミニコンサートを開催。フランス語のできない人でも、すぐに溶け込めるようななごやかな雰囲気で、私もしばし楽しくすごさせていただきました。

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左写真は、マリ風炊き込みご飯。右写真は、珍しいモーリタニアの小麦粉の生地をロールしたお菓子。各ブースではビデオを流したり、パンフレットを配ったり、国のアピールに力を入れていました。

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左写真はカナダ・ケベックの豚肉のメープルシロップ入りスープ(豚汁のような、素朴な料理)。右写真はスイスのラクレット。赤白のスイスワインも振舞われました。長い長い行列のできていた、大変な人気でした。

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16時に開場して、入場料1000円(当日1500円)を支払うと、18時までは、大使館や友好団体によるブースの料理がどこでも食べ放題。スイスのラクレットや、ケベックのメープルシロップを使った料理、またマリ、ブルキナファソ、マダガスカル、モーリタニア、コートジボワールなど、アフリカ諸国の珍しい料理やドリンクを、いろいろいただくことができます(これは、なかなかいいアイデア)。

当日は、真夜中過ぎまで、フランス語でつながったさまざまな国の人々が、大いに語り合い、楽しんでいた様子。英語圏だけが世界じゃない。当たり前なことですが、つい忘れがちな世界の広さを改めて気づかせてくれるイベントでした。

しかし、フランス関係のイベントって、さすが、食べものに気合が入っているし、おいしいんですよね?(笑)。今後は、まさにフランス料理の祭典で、フランス食品振興会の提唱する「アペリティフの日」のイベントが、6月に行われますよ。



profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki

e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、全日本司厨士協会会員 調理師。主な著書:図鑑NEOまどあけずかん「せかいのりょうり」監修(小学館 2021)、「世界の郷土料理事典」(誠文堂新光社 2020)。

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