2006年01月17日

カフェアノ|チェコ料理|表参道

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カフェ風のチェコ料理店

※2009年に渋谷から表参道に移転し、さらに2011年6月に広尾に移転。店名が「アノ・プロシーム」(新リポートあり)に変わりました。新店舗の住所・電話番号は、東京都港区南麻布5-15-25 2F Tel. 03-3441-9010。以下は以前のお店のリポートです。

【表参道】カフェ風のチェコ料理レストラン。若いチェコ人男性シェフ、ユリ・プラッツィニさんらの作るチェコの家庭料理がいただけます。

上写真は、チェコ料理のランチセット980円。右は、パプリカのきいた、味わい深いモラビア風シチュー、左はチェコ風じゃがいものお好み焼きブランボラーク(別注文+400円)。赤キャベツやにんじんを添えたサラダといい、色合いがとってもきれいでしょう?

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ブランボラークを割ってみたところ(左写真)。見かけはお好み焼き風。食べてみると"大根もち"のような、モチモチした食感が、やみつきになりそうなおいしさです!

ソーセージなどが入ったものも、メニューにありました。ブランボラークは、チェコのレストランのメニューにはあまりない、家庭料理だそう(私もチェコではついぞ見かけませんでした)。ビールによく合うだろうなぁ。


上右写真は、昨年クリスマスに訪れた際の、鯉のフライ料理。チェコには、クリスマスに鯉料理を食べる習慣があるのだそうです。

でもなぜ、クリスマスに鯉料理?それは、チェコに信者の多いカトリック教と関係がありそう。周辺のポーランドやハンガリーでもクリスマスに鯉を食べる習慣があります。

ヴァチカンではクリスマスに肉を食べることを禁じていませんが、神聖なクリスマス・イブに精進するために、血のしたたる肉よりも淡白な魚を選んだ中欧ローカルの習慣なのかもしれません。チェコもポーランドもハンガリーも内陸国であり、身近な淡水魚の中からたまたま鯉が選ばれたのが真相のようです。

さて、こちらのシェフは、チェコ南東部のモラビア出身とのことで、コースは、モラビアン・コースと、ボヘミアン・コース(ベヘロフカという、チェコの有名な薬用酒付き)を用意しているこだわりようです。

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サーモンのブランボラークと、ハンガリーなどにもあるパプリカのシチュー、グラーシュ。こちらチェコ版には、パンのようなクネドリーキ付き。


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そして、もちろん、スタロプラメン(ダーク、プレミアムなど3種類)をはじめとする、世界的に名高いボヘミアン・ビールの数々...(左写真。空輸便も)。基本的には、ビールによく合う料理が多くて、一緒においしくいただくことができました。

NPO団体が経営するこちらのお店は、築40年の洋館を改装したクラシックでかわいらしい雰囲気。お料理だけでなく、チェコ映画の上映や、作品展、チェコ料理教室(要チェック!)などの文化活動も行なわれていますよ。

もともと座席数が少ない上、最近は混みあっているようですので、予約をして行くことをおすすめします。

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カフェアノ
東京都渋谷区神宮前5-12-7 ワイスワイスビル1F
http://www.checkczech.jp/cafeano/

■営業時間: ランチ12:00-15:00、ティータイム15:00-18:00、ディナー18:00-22:00
■定休日:無休



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profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki


e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。

2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、食で日本と世界を相互につなぐ社会貢献をモットーに活動。
プロフィール詳細
著作: 「しらべよう!世界の料理」全7巻 (ポプラ社 2017)


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コメント

初めて書き込みします。
先日、チェコから帰国しました。帰国して2日なのですが、もうチェコ料理が懐かしく思えます。
近い内に是非、行きたいと思います。
その時は宜しくお願いしますねっ。

  • カメ
  • 2007年04月29日 19:09

セロリさん、丁寧なコメントをいただきありがとうございます。また東京レストランサーチをいつもご利用いただき、重ねてお礼申し上げます。

世界のお料理をいろいろ食べるのは楽しいですよね。これからも訪れてくださる方に役立つ情報を発信できるよう努力しますので、よろしくお願いいたします!

  • 2006年10月20日 16:56

はじめまして。チェコ料理にはすごく興味があるので、レシピに惹かれて来ちゃいました。セロリと申します。 
渋谷にチェコレストランがあるんですね。行ってみたいなぁ。
ブランボラークは、本場ではレストランで供されないとのこと、初耳です。 生地にマジョラムをたっぷり入れてもおいしいですよね。

ところで、バドワイザーの名前の発祥についてありますが、
このバドワイザー、アメリカにいるチェコ系の人には大変不評です。アメリカでは、商標の法律的な問題で、ブドヴァ産のビールを
ヴァドワイザーの発祥と示して売ることができないからだそうです。

商標の権利をめぐるトラブルといえば、それまでだけど、
やっぱり自国の地名を外国の会社、しかも薄いアメリカンなビールの名前として売られると、ビール大国としてのプライドが傷つくんでしょうかね?

初投稿なのに長々とごめんなさい。

  • セロリ
  • 2006年10月20日 12:25

ブランボラークのレシピをアップしました。ご参考になれば幸いです。

http://e-food.jp/blog/archives/2006/06/branborak.html

  • 2006年06月12日 18:42

kishimaruさん、コメントをありがとうございます

簡単に作れるチェコ料理のひとつは、こちらのお店の人気料理でもある"ブランボラーク"。後日、詳しいレシピをアップする予定ですが、じゃがいもをすりおろして、味付けし、平べったくのばして、油で揚げるだけです。ビールにもよく合いますよ♪

  • 2006年05月31日 17:23

はじめまして。
私は、チェコのブルノに住んでいます。シェフのユリ・プラッツィニさんと同じ、モラビア地方です。しかし、まだこちらへ来て、2ヶ月も経たず、チェコ語は???です。チェコの方は親切な方が多く、気持ちよく毎日を過ごしています。チェコ料理も頂いていますが、関西出身の私には、正直少し濃い味にも感じます。しかし、せっかくチェコに来たのだから、チェコ料理の一つでもマスターしたいものと思い、本屋さんに行ってみました。やっぱりチェコ語の変換が難しく、ネット検索に掛けてみました。日本語若しくは、英語で作れるチェコ料理なんてレシピがあったら、うれしいです。

  • kishimaru
  • 2006年05月26日 01:31

ユカさん、コメントありがとうございます。
本体ともども、いつもサイトを訪問してくださってありがとうございます。ユカさんのお役に立てて、私もうれしいです。

サイトの方も、さらに使いやすく改良を続けていきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いいたします!

  • 2006年02月06日 12:14

初めて書き込みさせていただきます。 
4、5年前からちょこちょこと“食べたことの無い物を食べてみよう!”と年に2,3ヶ国いろいろチャレンジしています。
今年になってこのサイトを発見してかなり感動しました! そして先日Cafe Anoに行ってきました。 ブランボラークが大のお気に入りです。 すごく美味しくてあのお店のメニューを制覇したいと思っているくらいファンになりました。 (そして今月中にまた行く予定を立てています。)
いつもレストランサーチばかり利用させていただいていてブログを今日初めて読ませていただきました。 今後も楽しく拝見させていただきたいと思っています。 頑張ってください。

  • ユカ
  • 2006年02月05日 12:42

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