2005年10月30日

パエリヤ -レシピ

paella.jpg

パーティーを華やかにする一品

スペイン料理のパエリヤ(パエリア)を作ってみました。彩りのきれいなパエリヤは、アウトドアクッキングや、室内のパーティーを華やかに演出するのにぴったりの料理です。

どなたでもおいしくできるよう、カンタンにアレンジしたレシピをご紹介しますね。

【材料(4人分)】

パエリヤミックス 1袋
 (あれば無印良品などの具入りレトルト。粉末のものも市販されている)
 (あればバレンシア米や国産の"ミルキークイーン") 2カップ
 米の約1.5倍
オリーブオイル 適量

エビ(有頭で殻つきのもの)4-6尾
ムール貝 4-10個(適量)
アサリ(殻つき)100g
冷凍シーフードミックス 250gくらい 
 (レトルトのパエリヤミックスを使うときは入れなくてもよい)
たまねぎ 半個 みじん切り (レトルトのパエリヤミックスを使うときは入れなくてもよい)
完熟トマト 1個 乱切り
赤ピーマン(または赤いパプリカ)小1個 細切り
グリーンピース 適量
レモン 1個 (くし形に切る)
サフラン (あれば)適量→水に入れて色を出す
白ワイン (あれば)適量→最後の仕上げに(特にサフランがないときに)

パエリヤ鍋、またはフライパン
アルミホイル


【作り方】

1.パエリヤ鍋、またはフライパンにオリーブオイルをしき、たまねぎ、トマト、赤ピーマン、アサリ、シーフードミックスを中火で炒める。

2.1にパエリヤミックス、コンソメ、あればサフラン、米(洗わない)、水を加えて混ぜ、強火で約10分煮立たせる(水が鍋からあふれそうなときは、少しずつ加えていく)。

3.グリーンピース、エビ、ムール貝を乗せ、アルミホイルをかぶせて、水気がなくなるまでさらに弱火で煮る。

4.あれば最後の仕上げに白ワインをふりかけ、少し蒸発させて火を止める。くし型のレモンを飾ってできあがり。


【おいしく作るためのTIPS】

■レトルトの"パエリヤミックス"を利用すると、意外とカンタンにパエリヤが作れます。パッケージに炊飯器を使ったレシピが記されていることがありますが、パエリヤ鍋やフライパンを使った方が、見栄えがよいですよ。

金属のパエリヤ鍋は、スペイン製のパエリヤセット(3500円程度)に、スパイスミックスやバレンシア米と一緒におまけでついてくることがあり、私は1度これを輸入食材店で購入して、繰り返し使っています。軽くて野外にも気楽に持っていけるので、なかなか便利。

ちなみに、ちゃんとしたパエリヤ鍋を購入しようとすると、直径30cm程度のノンブランドもので2500-3500円程。ル・クルーゼ製で20000円前後です。

■具に有頭エビムール貝を加えるのがポイント。ぐっとゴージャスに変身します。ちょっと入手しにくいムール貝は、冷凍品を常備しておくと便利(ワイン蒸しなどにも使えますし)。輸入食材店で取り揃えているところがあります。

エビの殻は剥かないで調理してください。食べるときにちょっと面倒ですが、ダシが取れます。

■スペインの国旗色にするために、トマトや赤ピーマンは欠かせません。グリーンピースも緑色のきれいな彩りにマストアイテム。ちなみにパエリヤは、スペイン語の"Para Ella"(彼女のために)が語源といわれています。

■火力の具合にもよりますが、仕上がりは、鍋の周りのごはんが少し焦げて、鍋にこびりつくくらいの方がおいしいですよ。

■無印良品のレトルトのパエリヤは、そのままでは黄色味が少し薄いようです。あればサフラン(コップの水に入れて溶液を作る)を加えて黄色味を鮮やかすると、よりおいしそうに見え、また香りもよくなります。パエリヤの素はほかに、モランボンや生協などからも販売されていますよ。

"カルメンシータ"ブランドなど、スペイン製のパエリヤミックスを使うときは、パッケージの指示よりも少し分量を減らして使った方がよいでしょう。そのままでは日本人には味が濃く感じることがあります。

なお、輸入品のパエリヤミックスの中には、信じがたいことに、黄色の合成着色料を添加している商品もあります(汗)。パッケージの裏をよくチェックして、そういうものはなるべく避けましょう。

■パエリヤミックスが手に入らないときは、サフラン、塩、にんにく1片(薄切り)を使ってみてください。

サフランは高価ですので、他に使い道がなく無駄にしたくないときは、香りはしませんが、ベニバナを代用することも。中東のバザールなどでは、堂々と"サフラン"と銘打って安く売られていたりします(私たちはこれを"大衆サフラン"と勝手に命名しました(笑)。

ただし、スペインにはサフランを使わないパエリヤもありますので、必ずしも必要ではありません。イエローのご飯は見た目がきれいなのですが、決して、サフランの代わりにターメリックを使ってはダメですよ(笑)。

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■バレンシア米は日本でも手に入りますが、高価です。ギリシャ系キプロス人の友人のアイデアで、パエリヤなどヨーロッパ系のお米料理には、冷めても硬くなりにくい国産コシヒカリの改良種"ミルキークイーン"(左写真)が適しているようです。2キロ1100円程度。


上記のレシピは、日本でポピュラーなバレンシア・スタイルのパエリヤ。イカ墨、肉、野菜だけのものなど、スペインには地方によっていろいろなパエリヤがあるようです。機会があれば、いずれレシピをご紹介しますね。

バレンシア風パエリヤには、辛口の白ワインがよく合います。カヴァ(スペインのスパークリングワイン)などもいけるかもしれません。ぜひご一緒にどうぞ!

具は代表的なものを記しましたが、ほかに、鶏肉、輪切りのイカ、ホタテ、黒オリーブの実などをお好みで加えてみて。

おしゃれで豪華なパエリヤをサクっと作って、みんなをびっくりさせちゃいましょう。


profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki


e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。

2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、食で日本と世界を相互につなぐ社会貢献をモットーに活動。
プロフィール詳細
著作: 「しらべよう!世界の料理」全7巻 (ポプラ社 2017)


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コメント

旨そうだ

  • ふぇふぇ
  • 2011年03月08日 14:58

ほだママさん
コメントありがとうございます。ご参考にしていただけてうれしいです(^^)。おいしいパエリヤが作れますように...。

  • 2008年09月08日 16:03

パエリヤの作り方、と〜っても参考になりました(*^_^*)
早速作ってみます。

  • ほだママ
  • 2008年09月06日 14:54

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