2005年10月10日

チャモロ料理フェア|東京ヒルトンホテル

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グアム島の郷土料理

先日、新宿の東京ヒルトンホテルで開催された「グアムフェア」の一環の"チャモロ料理フェア?バイキング"に出掛けてきました。

チャモロ料理とは、グアム島のあるミクロネシアの先住民・チャモロ族の料理。現在では、タロイモやココナッツ、魚介などを使った彼らの料理に、この諸島にやってきたスペインやポルトガル、東南アジア諸国、中国、アメリカなどの文化の影響を受けた郷土料理を"チャモロ料理"と呼ぶようです。

今回のフェアでは、グアムのヒルトングアム・リゾート&スパ内にある、ロイ・ヤマグチ氏が世界に展開する環太平洋料理レストラン「ロイズ」(東京にも、青山から移転して六本木に支店があります)のグアム支店のシェフで、チャモロ料理を手がけるエディ・チェンさんらが来日。お話をうかがってみました。

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まず、チャモロ料理に欠かせないのが、"レッドライス"(上左写真中の黄色いライス。現地名"Eneksa Agaga")。現地では、お祝いの席に欠かせないお赤飯のような料理で、チェンさんいわく「おそらくスペインのパエリヤの影響を受けたものでは」とのこと。

"チキン・ケラグエン"(現地名"Kelaguen Monuc")という、レモンをかけたチキンのグリル焼き(魚バージョンも)も、グアムではポピュラーな料理。また、"グズリア"というかりんとうのようなカタチの揚げ菓子(上右写真の下)も、現地でよく食べられているデザートだそうです。

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ただし、洗練されたホテルのレストラン料理のためか、創作料理やチャモロ料理以外の、焼きそばのような中国料理、東南アジア料理もけっこう混ざっていました。

本来のチャモロの家庭料理は、タロイモなどを使い、もっとプリミティブで地域色が強いといいます。

では、日本で本格的なチャモロ料理を食べられないものか...。残念ながら、東京にチャモロ料理のレストランはないようですが、京都に1軒あります。その名は「ハファダイ・カフェ」。こだわりのほんまもんを大切にする土地柄だけあって、なかなか凝ったお店の様子。

料理を食べるのを目的にグアムへ行く人はあんまりいないと思いますが(笑)、せめて日本にいる間に、食べ物からミクロネシアの文化をたどってみるのも、なかなか楽しそうですよ。

※チャモロ料理については、グアム政府観光局のサイトに詳しいです。レシピも掲載!


profile 著者:青木ゆり子 Author: Yurico Aoki


e-food.jp代表、各国・郷土料理研究家、「世界の料理レシピ・ミュージアム・ライブラリー」館長。

2000年にサイト「世界の料理 総合情報サイトe-food.jp」を立ち上げ、以後、執筆、講師、レシピ開発、在日大使館や大使公邸でのシェフなどとして、食で日本と世界を相互につなぐ社会貢献をモットーに活動。
プロフィール詳細
著作: 「しらべよう!世界の料理」全7巻 (ポプラ社 2017)


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はじめまして、今日からココログでブログを開始します。 さて、最初の日記ですが、私

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